...故にこの恐怖の吾人に要求する所は、躊躇にあらず、顧慮に非ず、因循に非ず、退嬰(たいえい)に非ず、自失の予感に非ず、小成の満足に非ずして、実に完全なる努力の充実を促がすの戒心なり...
石川啄木 「閑天地」
...それなら躊躇(ちゅうちょ)している場合ではありません...
海野十三 「恐怖の口笛」
...それを採用するに躊躇しないだろう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...そんな場合になんの躊躇もしないはずだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...しかも躊躇せずにKは上つて行つたが...
田山録弥 「くづれた土手」
...一寸躊躇して手を控えた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...躊躇(ちゅうちょ)せずに手を差し出すのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...有繋に彼も躊躇した...
長塚節 「太十と其犬」
...多少躊躇(ちゅうちょ)しましたが...
夏目漱石 「こころ」
...平次は何の躊躇(ちうちよ)もなく入つて行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曲者が入つたとすれば丸窓の外にはない」平次は何んの躊躇(ちゆうちよ)もなく曲者が入つた丸窓を指さすのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その躊躇も長い事ではありませんでした...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...結論としては正しいことを私は躊躇なく承認する...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...急にその中にはひつて行くのを躊躇しはじめた...
堀辰雄 「生者と死者」
...重い扉の前に立って躊躇しながら呼鈴を押した...
松本泰 「日蔭の街」
...しかし私にこれらの躊躇(ちゅうちょ)があるとはいえ...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...躊躇もなく大急ぎでその服と着かえた...
夢野久作 「冥土行進曲」
...強(し)いて起すのも――と彼女はすぐ躊躇(ためら)ってしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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