...躊躇なく進行するから驚くよ...
伊藤左千夫 「浜菊」
...こんなとき躊躇するのはあほうだけである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ちょっと躊躇した...
徳田秋声 「新世帯」
...判然と反ファッショ的思想体系に足を踏み立てることも躊らいがちだ...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...井戸掘り人の梯子(はしご)もそこにはいるには躊躇していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」流水は少時(しばし)躊躇(ためら)つた後...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...――苦しい」平次とガラツ八はもう躊躇(ちうちよ)しませんでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐々村村一はフト躊躇しましたが...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...ボーイが躊躇の色もなくそれを加十に手渡しするところを見ると...
久生十蘭 「魔都」
...今まで後の方に躊躇してゐた今一人の見知らぬ人は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それとも出て行ってしまおうかと暫(しばら)く躊躇(ちゅうちょ)していた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...躊躇(ちゅうちょ)なく自分のポケットに入れた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...でも一瞬も躊躇しなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...三時といふ半端な時間なのにも躊躇しないで...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...もし懇望されるなら同意をするのに躊躇(ちゅうちょ)はしないというふうを見せて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...にわかに自身で話に出るようなことはなお恥ずかしくて中の君が躊躇(ちゅうちょ)をしている時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...考えると躊躇(ちゅうちょ)すべき事のみ多く...
柳宗悦 「四十年の回想」
...一寸躊躇(ためら)ったが...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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