...管の前に躄車を据えて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...やっぱり躄車の中にじっとしていたのだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...さい前の躄乞食の証言を裏書きする聞込みを掴んで来た外には...
江戸川乱歩 「悪霊」
...この符号は躄車やなんかじゃないのですわね」奥さんはあきらめ切れない様な顔であった...
江戸川乱歩 「悪霊」
...躄車を象徴した記号じゃないかとおっしゃったんですが...
江戸川乱歩 「悪霊」
...後ろへ躄(いざ)るように退(さが)ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ブツ」何やら獨り言をいひながら躄(ゐざり)は裏の方へ逃げて行くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...醜怪(しうくわい)な躄の乞食老爺でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そればかり氣にして居たさうで――」「あの躄(ゐざり)の小屋へ行つて見よう」平次は引返しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄(ゐざり)の乞食は名前も何んにも判りませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄(ゐざり)の――いや躄でも何んでもない乞食の助力で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...× × ×八五郎と一緒に小豆澤小六郎を引立てて來た躄(ゐざり)の乞食は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな變つた躄は誰の眼にもつく名物見たいなものだから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄者(いざり)が病犬(やまいぬ)に囲まれたようなものでした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...急に夕立でも降つて來ると躄が立つて迯出すといふやうなことはいくらもありました...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...躄(あしなへ)になりかかつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...阿部家の躄儒(へきじゆ)に同情するも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奥へ躄(いざ)りこんできた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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