...管の前に躄車を据えて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...この手紙の初めに書いた躄乞食のことだ...
江戸川乱歩 「悪霊」
...さい前の躄乞食の証言を裏書きする聞込みを掴んで来た外には...
江戸川乱歩 「悪霊」
...受信者岩井君の筆蹟であろう)この躄乞食を証人としてでなく犯人として考えることは出来ないのか...
江戸川乱歩 「悪霊」
...「躄車に乗っていたのでしょう...
江戸川乱歩 「悪霊」
...躄車……ねえ、これ躄車の形じゃないこと...
江戸川乱歩 「悪霊」
...躄車を象徴した記号じゃないかとおっしゃったんですが...
江戸川乱歩 「悪霊」
...夫婦して小さな躄車(いざりぐるま)のようなものに病人らしい老母を載せて引いて行く...
寺田寅彦 「震災日記より」
...それ跛躄者(はへきしゃ)の行走者を見...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...これだって一室の中(うち)に閉居して安閑と躄(いざり)の修行をするのではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そればかり氣にして居たさうで――」「あの躄(ゐざり)の小屋へ行つて見よう」平次は引返しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄(ゐざり)の――いや躄でも何んでもない乞食の助力で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄(ゐざり)の眞似(まね)までして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――何?躄(ゐざり)の乞食が五年前深川へ來たのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...躄(あしなへ)になりかかつたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...や?」頼春は躄(いざ)るように...
吉川英治 「私本太平記」
...戴宗は思わず躄(いざ)り出るように進み出て再拝した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...人品のいい乞食が躄車(いざりぐるま)に曳かれている...
吉川英治 「八寒道中」
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