...彼は躁狂病の発作にうかされている...
...躁狂状態は、病気の状態の一つである...
...彼女は躁狂状態にあると思われる...
...躁狂を発症した彼には、早めに専門の医師に相談した方が良い...
...躁狂病の治療は、専門家による診断と治療が必要である...
...どうも躁狂(さうきやう)の下地(したぢ)らしい気がした...
芥川龍之介 「京都日記」
...間(ま)もなく躁狂(さうきやう)の芸者が帰つたので...
芥川龍之介 「京都日記」
...憂鬱症(メランコリヤ)が誇大妄想狂や躁狂に比して一層不幸だと同じ意味に於いて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...一時性の躁狂に陥つた...
有島武郎 「お末の死」
...二人に躁狂者(さうきやうしや)に着せる着物を着せた...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...急性躁狂(アキュトマニア)その他の精神病にかかっている不幸な人々の顔面の表情が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...躁狂卑俗蕩々として風を為せる...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...飲むほどにいささかの躁狂的な傾向もあらわれて来たようです...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...銀座がネオンとジャズで湧(わ)き返るような熱鬧(ねっとう)と躁狂(そうきょう)の巷(ちまた)と化した時分には...
徳田秋声 「縮図」
...人が動いている時と、騒いでいる時は、人間がその最も弱点を暴露した時なんだが、人間はかえって、充実と沈黙を怖れないで、活動と躁狂、宣伝とカモフラージュとに恫喝(どうかつ)される...
中里介山 「大菩薩峠」
...躁狂(そうきょう)な響を権柄(けんぺい)ずくで沈痛ならしめているのがこの遠吠である...
夏目漱石 「琴のそら音」
...躁狂(そうきょう)の点においては一世を空(むな)しゅうするに足る天晴(あっぱれ)な豪(ごう)のものである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...併し躁狂の猛烈な発作の時だつて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...必ず躁狂(そうきょう)に近い間違方だろうとだけは思っていた...
森鴎外 「百物語」
...そう云う人は躁狂に近い態度にならなくてはならない...
森鴎外 「百物語」
...躁狂家の夢は誇張し...
森鴎外 「夢」
...躁狂広言(そうきょうこうげん)のくせがある人物だったから...
吉川英治 「三国志」
...躁狂(そうきょう)になって...
吉川英治 「松のや露八」
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