...是に於て、小松内大臣の薨去によりて我事成れりと抃舞したる、十のマラー、百のロベスピエールは、平氏政府の命数の既に目睫に迫れるを見ると共に、剣を撫し手に唾して、蹶起したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...大地の下層より蹶起(けっき)して...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...自分は蹶起(けっき)して乳搾(ちちしぼ)りに手をかさねばならぬ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...各新聞社の蹶起(けっき)を先頭として続々大仕掛けの捜査隊が派遣せられ...
海野十三 「空中墳墓」
...卒先して鉱毒の被害に蹶起した人々で嘗ては正造もその先唱を称揚したことがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三藏は覺えず言下に「はい」と蹶起せねばならぬやうになる...
高濱虚子 「俳諧師」
...蹶起(けっき)に参加するはずの俺は...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起軍はおそらくその鎮圧にのり出すだろうが...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起を前にしてミソギに行ったのを知っていた...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起にそうして参加しているだけだった...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起ののち、先生の自宅に電話して、意見や指示を仰いではいるが……」ここでふと思いついた語調で、「砂馬慷一がコモかぶりを持ちこんできた...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起部隊は反乱軍だとされたのである...
高見順 「いやな感じ」
...蹶起部隊に対し帰順の勧告がなされた...
高見順 「いやな感じ」
...農民たちよ蹶起(けっき)して日本軍を殲滅(せんめつ)せよ...
高見順 「いやな感じ」
...文字通り蹶起したらしい...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...奮然本書出版のために蹶起して...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...奮然蹶起(けつき)して...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...源氏総蹶起の初めから...
吉川英治 「随筆 新平家」
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