...蹴立てる砂ぼこり...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...座を蹴立てるようにして立去りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...蹴立てるようにして急いだ...
本庄陸男 「石狩川」
...一太は砂埃りを蹴立てるような元気でまた電車に乗り...
宮本百合子 「一太と母」
...二人の蹴立てる水しぶきは...
山本周五郎 「青べか物語」
...蹴立てる雪が煙のように闇を染めた...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...其(それ)が砂煙(すなけむり)を蹴立てるので広い場内が真白(まつしろ)に曇つて仕舞(しま)つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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