...いきなり大尉の脇腹を力一杯「ウン!」と蹴とばしたが...
海野十三 「恐しき通夜」
...下からうんと力まかせに蹴上(けあ)げた...
海野十三 「火薬船」
...首のない胴体を穴のなかに蹴落した...
高見順 「いやな感じ」
...私はその林檎を蹴飛(けと)ばしてやりたく思いました...
太宰治 「饗応夫人」
...人から蹴られたことがあるか? あったかもしれぬ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ここからチャリング・クロスまで蹴飛ばされても相応の報いだよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...彼は以前から出ようとしていた所の留置場を蹴破って...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...暖炉を一つ蹴(け)った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...つい弱腰をはたと蹴ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ヨセフその妻子を騾に乗せてエジプトに往かんとこれに鞍付くるうち騾が彼を蹴った...
南方熊楠 「十二支考」
...足の処の結び目を何度も何度も蹴ったり踏んだりしていたら...
夢野久作 「支那米の袋」
...手も足もないのでただあの大きな眼玉から涙をホロホロ流して蹴られていました...
夢野久作 「章魚の足」
...雪を蹴立てゝ勢(きお)ひかゝる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...大きな石を一つ蹴落した...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...蹴仆(けたお)し...
吉川英治 「剣の四君子」
...席を蹴って飛び出した...
吉川英治 「三国志」
...西涼軍の先鋒馬岱(ばたい)に蹴ちらされて...
吉川英治 「三国志」
...――いわんや北国貧土の小代官が奢(おご)り沙汰、片腹いたいというほかはない」「罪囚!」年景は、大地を蹴って、怒った...
吉川英治 「親鸞」
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小腕 頭の先から足の先まで 片上
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