例文・使い方一覧でみる「蹣」の意味


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...あの腫物は直ったかしら? ――酔歩跚(まんさん)たる四十起氏と...   あの腫物は直ったかしら? ――酔歩蹣跚たる四十起氏との読み方
芥川龍之介 「上海游記」

...さて百姓は跚(よろめ)きながら我家に帰った...   さて百姓は蹣跚きながら我家に帰ったの読み方
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」

...社長は跚(よろ/\)と行つて椅子に倒れ懸りながら...   社長は蹣跚と行つて椅子に倒れ懸りながらの読み方
石川啄木 「菊池君」

...何やら呟(つぶや)き乍ら跚(よろ/\)とした歩調(あしどり)で行き過ぎた...   何やら呟き乍ら蹣跚とした歩調で行き過ぎたの読み方
石川啄木 「鳥影」

...大通りを避けて見知らぬ露地から露地へ私は跚(まんさん)と歩き廻った...   大通りを避けて見知らぬ露地から露地へ私は蹣跚と歩き廻ったの読み方
梅崎春生 「風宴」

...唯もう跚(よろ/\)と...   唯もう蹣跚との読み方
薄田泣菫 「茶話」

...浴衣(ゆかた)がけで車の前を跚(まんさん)として歩いて行く...   浴衣がけで車の前を蹣跚として歩いて行くの読み方
寺田寅彦 「KからQまで」

...角曲がり跚として歩む牛...   角曲がり蹣跚として歩む牛の読み方
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」

...風月堂にていつもの如く晩餐をなし酔歩跚出雲橋を渡る...   風月堂にていつもの如く晩餐をなし酔歩蹣跚出雲橋を渡るの読み方
永井荷風 「断腸亭日乗」

...八五郎の足は跚(まんさん)として居ります...   八五郎の足は蹣跚として居りますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...引き摺るようにして跚(まんさん)として来たる...   引き摺るようにして蹣跚として来たるの読み方
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」

...稍(やや)蹌踉(そうろう)跚(まんさん)として歩いていたわけです...   稍蹌踉蹣跚として歩いていたわけですの読み方
浜尾四郎 「悪魔の弟子」

...酔歩跚(まんさん)といったぐあいに肩から先に前のめりになってヨロヨロと二三歩泳ぎだすかと思うと...   酔歩蹣跚といったぐあいに肩から先に前のめりになってヨロヨロと二三歩泳ぎだすかと思うとの読み方
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」

...二人は跚(まんさん)たる足どりで...   二人は蹣跚たる足どりでの読み方
久生十蘭 「魔都」

...昭和十年一月二日の午前三時半ごろ、酔歩跚として、新橋から山手へ帰ろうとされた方々、あるいは、タキシーによって銀座四丁目を経て、四谷、牛込の方へ赴かれようとなさった方々がそれらの地点に差しかかった時、突然暗闇から私服あるいは新撰組の隊士が現われて交通を制止し、非常なる大廻りをさせられて帰宅されたことを思い出されるでしょう...   昭和十年一月二日の午前三時半ごろ、酔歩蹣跚として、新橋から山手へ帰ろうとされた方々、あるいは、タキシーによって銀座四丁目を経て、四谷、牛込の方へ赴かれようとなさった方々がそれらの地点に差しかかった時、突然暗闇から私服あるいは新撰組の隊士が現われて交通を制止し、非常なる大廻りをさせられて帰宅されたことを思い出されるでしょうの読み方
久生十蘭 「魔都」

...あの女子(おなご)のために跚(よろめ)いてただ一つの的を狙(ねら)っていた...   あの女子のために蹣跚いてただ一つの的を狙っていたの読み方
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」

...思はず(よろ)めいて母の袂に縋つた...   思はず蹣めいて母の袂に縋つたの読み方
牧野信一 「鱗雲」

...純造よりも五寸がた丈の高い西岡はそのガツシリした偉躯を跚とさせながら洞ろな声を張り挙げて切りに拙い歌をうたつた...   純造よりも五寸がた丈の高い西岡はそのガツシリした偉躯を蹣跚とさせながら洞ろな声を張り挙げて切りに拙い歌をうたつたの読み方
牧野信一 「坂道の孤独参昧」

「蹣」の読みかた

「蹣」の書き方・書き順

いろんなフォントで「蹣」


ランダム例文:
借り受ける   自信に満ちた   所作事  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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