...蹌踉しながら歩く...
...彼は車から蹌踉と降りた...
...酔っ払いが蹌踉と歩いていた...
...蹌踉としたダンスを踊る...
...蹌踉いて立ち上がることができなかった...
...蹌踉(そうろう)たる歩みを運んで行く...
芥川龍之介 「毛利先生」
...前屈(まえかが)みに蹌踉(ある)いて行った...
池谷信三郎 「橋」
...」と蹌踉(よろり)として...
泉鏡花 「浮舟」
...自棄(やけ)に前に突いて最一(もひと)つ蹌踉(よろ)ける...
泉鏡花 「浮舟」
...お蔦も勢(いきおい)に連れて蹌踉(よろよろ)起きて出て...
泉鏡花 「婦系図」
...博士を背に水戸は深海軟泥につまづきながら蹌踉(そうろう)と歩みはじめた...
海野十三 「地球発狂事件」
...高田の馬場の喫茶店へ蹌踉(そうろう)と乗り込むのでした...
太宰治 「兄たち」
...彼は雪のなかを蹌踉(よろ)めきながら進み行く人のように...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...立(た)ちながら袴(はかま)の裾(すそ)を踏(ふ)んで蹌踉(よろ)けては驚(おどろ)いた容子(ようす)をして周圍(あたり)を見(み)るのもあつた...
長塚節 「土」
...「雇人扱いにされた」という屈辱感と激怒のため酔っ払いのように蹌踉(そうろう)として帰り...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いかに惱ましき人生の雨景を蹌踉することよ...
萩原朔太郎 「宿命」
...間もなく奥から蹌踉(よろけ)出して来た...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この俺を安南の……」と叫ぶと蹌踉(よろよろ)と椅子の方へ倒れかかった...
久生十蘭 「魔都」
...蹌踉(そうろう)とした足どりで彼が町を歩いていると...
火野葦平 「糞尿譚」
...その蹌踉(そうろう)状態の下に行われたる夢遊行動中にも亦(また)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼の身体は左右に二足三足蹌踉(よろ)めくと...
横光利一 「日輪」
...およそ他の者など絶えず蹌踉(よろ)めかせられて来つづけたことも...
横光利一 「夜の靴」
...蹌踉(そうろう)ともどって来るのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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