...馬蹄(ばてい)の跡は道に食いこんで...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...彼らは真夜中ごろに馬蹄の音が山をくだってゆくのを耳にしていて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...日本では我国と違って馬に蹄鉄を打たない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...淫(みだら)なる魔の係蹄(わな)にしも落ちけめ」と...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...音といへば河の瀬の低い単調な音ばかりでけだるいよどんだ空気の中に突然としてはげしい蹄の音が起る...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...見れば戞々(かつかつ)と蹄(ひづめ)を鳴らして...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬の蹄(ひづめ)と鈴の響に送られて...
夏目漱石 「永日小品」
...馬は蹄(ひづめ)の音が宙で鳴るほど早く飛んで来る...
夏目漱石 「夢十夜」
...蹄(ひづめ)をなるべく土地にくっつけるようにして駆けることは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...蹄鉄を続け打ちにした後に...
牧野信一 「南風譜」
...タイキの馬蹄(くつ)をあたしがつくつてやるわ...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蹄のある馬の足はここではもてます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...……数十名の美人は悲鳴を揚げて逃げ惑いつつ片端から狂馬の蹄鉄にかかって行く……肉が裂ける……骨が砕ける……血が飛沫(しぶ)く……咆哮……怒号……絶叫……苦悶……叫喚……大叫喚……...
夢野久作 「暗黒公使」
...(二)石切場内には大小無数の石片石塊と、石工(いしく)の作業の跡、及、街道より散入したる藁(わら)、紙、草鞋(わらじ)、蹄鉄片、その他凡百の塵芥(じんかい)類似の物のほか、特に注意すべき遺物を認めず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...曹軍の麾下(きか)にも張飛以上の者あることを、今ぞ確(しか)とご覧あれ」と喚(おめ)きながら、馬の蹄をあげて、だだだだっと、橋板を踏み鳴らして、張飛のそばへ迫りかけた...
吉川英治 「三国志」
...彼のためにみな少しずつ馬蹄を避けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて土旋風(つちつむじ)の運んで来た人声やら馬蹄の音が...
吉川英治 「平の将門」
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