...平軍潰敗して南壑に走り、崖下に投じて死するもの一万八千余人、人馬相蹂み、刀戟相貫き、積屍陵をなし、戦塵天を掩ふ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...×強者は道徳を蹂躙(じうりん)するであらう...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...蹂躙(じゅうりん)せられた犠牲者等はひたすら勝利者のためにのみ計つた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...華麗(かれい)な羅馬の文明を鉄蹄(てってい)に蹂躙(じゅうりん)した北狄(ほくてき)蛮人である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...敵が蹂躙(じゅうりん)されないとしても...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間の愚昧(ぐまい)と獰猛(どうもう)とにたいする争闘とはいかなるものであるか――歓喜の笑いを浮かべてそれらを蹂躙(じゅうりん)する力とはいかなるものであるか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...正理を蹂躙(じゅうりん)するようになるのを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それが今新来の人々から足下に蹂躙(じゅうりん)されてるのを見ては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然るに今や老年と疾病とはあらゆる希望と気魄とを蹂(ふ)み躙(にじ)ろうとしている...
永井荷風 「帝国劇場のオペラ」
...市民もしくは村民の蹂躙(じゅうりん)するに任してある...
永井荷風 「日和下駄」
...未来のために蹂躙(じゅうりん)せられつつある...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...蹂躙するような国家が...
穂積陳重 「法窓夜話」
...蹂躪されまた部分的にはしばしば征服された...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる蹂躙は既に食物の増加を妨げており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは一つの強き主観の所有者が古き審美と習性とを蹂躪し...
横光利一 「新感覚論」
...蹂躙(ふみにじ)ってくれたけれど...
吉川英治 「剣難女難」
...呂布の備えを蹂躪(じゅうりん)した...
吉川英治 「三国志」
...インドは中世紀以後モハメダンの蹂躙(じゅうりん)に逢い...
和辻哲郎 「孔子」
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