...彼の足は何を踏んでいるのか判らなかった...
田中貢太郎 「黄燈」
...横になって壁を踏んでいると眼瞼(まぶた)が重くなって灰吹(はいふき)から大蛇が出た...
寺田寅彦 「窮理日記」
...自分が踏んでいるのが大いなる大地である...
中井正一 「美学入門」
...二の足を踏んでいるようでもあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...その実は同じところに歯がみをしいしい地団駄を踏んでいることがよくわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃあんと一東(いっとう)の韻(いん)を踏んでいるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の踏んでいる大地は...
中島敦 「狼疾記」
...今主人が踏んでいるところは敷居である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...黒繻子(くろじゅす)の襟(えり)をかけてミシンを踏んでいるところは...
林芙美子 「晩菊」
...そりゃお前のバスケットかい?」彼は少年の踏んでいるバスケットを顎でしゃくって見せた...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...軽快なステップを踏んでいる...
久生十蘭 「魔都」
...右に左にステップを踏んでいる……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...たまたま外気にあたってみると雲を踏んでいるような思いもしたが...
牧野信一 「鬼涙村」
...おれは決して安く踏んでいるのじゃない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...草鞋(わらじ)が土を踏んでいるひびきではない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...細い露地のドブ板を踏んでいると...
吉川英治 「江戸三国志」
...ふいに二人の踏んでいる大地が揺れたような気がした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう彼の踏んでいる地上を遠くもなく...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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