例文・使い方一覧でみる「踏む」の意味


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...僅(わずか)に草を踏む跫音(あしおと)によって相手の処在を察する外(ほか)はなく...   僅に草を踏む跫音によって相手の処在を察する外はなくの読み方
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」

...ピタピタと路を踏むので有った...   ピタピタと路を踏むので有ったの読み方
江見水蔭 「死剣と生縄」

...真中の人の踏むところだけ残して...   真中の人の踏むところだけ残しての読み方
壺井栄 「大根の葉」

...傍(かたわら)に妻あり踏むに土あって...   傍に妻あり踏むに土あっての読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...大事なものを踏むように...   大事なものを踏むようにの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...それであんな物を切支丹に見せたらそれを踏む気はしなくなつて...   それであんな物を切支丹に見せたらそれを踏む気はしなくなつての読み方
長與善郎 「青銅の基督」

...すると下から梯子段(はしごだん)を踏む音がして誰か上って来た...   すると下から梯子段を踏む音がして誰か上って来たの読み方
夏目漱石 「彼岸過迄」

...手順を踏むことも相成り兼ねました...   手順を踏むことも相成り兼ねましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...踏むのは虚空ばかり...   踏むのは虚空ばかりの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...まさしく浪漫主義の正系を踏む情緒詩派の流れである...   まさしく浪漫主義の正系を踏む情緒詩派の流れであるの読み方
萩原朔太郎 「青猫」

...憤りと憎悪とが凍った雪を踏むようにキシ...   憤りと憎悪とが凍った雪を踏むようにキシの読み方
宮本百合子 「刻々」

...石を踏む音がして...   石を踏む音がしての読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...軍医大佐は足の踏む処も無く並び重なっている負傷兵の傷口を一々点検しているらしい恰好である...   軍医大佐は足の踏む処も無く並び重なっている負傷兵の傷口を一々点検しているらしい恰好であるの読み方
夢野久作 「戦場」

...午後家を出てから長靴で、雪を踏むときも、つねになく私は元気であった...   午後家を出てから長靴で、雪を踏むときも、つねになく私は元気であったの読み方
横光利一 「夜の靴」

...少し歩くと一度も練習したことのない舞台を踏むような気重さである...   少し歩くと一度も練習したことのない舞台を踏むような気重さであるの読み方
横光利一 「旅愁」

...薄氷を踏む思いで進むのだった...   薄氷を踏む思いで進むのだったの読み方
吉川英治 「三国志」

...地だんだを踏む兵もあり...   地だんだを踏む兵もありの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...本位田(ほんいでん)家の隠居は、きかない気性の老母(としより)だった、又八のおふくろに当る人だ、もう六十ぢかいが、若い者や小作の先に立って野良仕事に出かけ、畑も打てば、麦も踏む、暗くなるまでの一日仕事をおえて帰るにも、手ぶらでは帰らない、腰の曲った体のかくれるほど、春蚕(はるご)の桑の葉を背負いこんで、なお、夜業(よなべ)に飼蚕(かいこ)でもやろうというくらいなお杉(すぎ)婆あさんであった...   本位田家の隠居は、きかない気性の老母だった、又八のおふくろに当る人だ、もう六十ぢかいが、若い者や小作の先に立って野良仕事に出かけ、畑も打てば、麦も踏む、暗くなるまでの一日仕事をおえて帰るにも、手ぶらでは帰らない、腰の曲った体のかくれるほど、春蚕の桑の葉を背負いこんで、なお、夜業に飼蚕でもやろうというくらいなお杉婆あさんであったの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「踏む」の読みかた

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