...黄金仮面は一歩敷居の中へ踏み込むと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...がまた都合によれば「踏み込むや」の「や」が略されたものと見てもさしつかえないのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...観入というのは一念三千の世界に踏み込むのではないのか...
高浜虚子 「俳句への道」
...何心なく店へ一と足踏み込むと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...何心なく店へ一と足踏み込むと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...だがなんだって先生たちは私がますます間違いに踏み込むように仕向けるんです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...要太郎の指をさす通りにグサ/\と下駄の踏み込む畔を伝って土手へ上ると...
寺田寅彦 「鴫つき」
...その土地にふたたび足を踏み込むや否や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...桁(けた)の外(はず)れた道楽にまで踏み込むことを悔いない...
中里介山 「大菩薩峠」
...強いて踏(ふ)み込めば渡ることが出来そうだから勇を鼓(こ)して踏み込むことに成った...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...一足中へ踏み込むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「大名屋敷へ踏み込むのと違つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人の恐れる自殺室へ単身踏み込むのだから...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...田へ踏み込むのをやめて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...しかしそこへ踏み込むより...
山本周五郎 「失蝶記」
...まるで張ってある罠(わな)のまん中へ踏み込むようなものだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...ちょうど魔法使が神秘の世界へ足を踏み込むようだ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...これは自分が裸足(はだし)であったために無意識に植込みへ踏み込むのを恐れたためかも知れぬが...
和辻哲郎 「地異印象記」
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