...このような板の間に泥靴を踏み込む人間はいまい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...黄金仮面は一歩敷居の中へ踏み込むと...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...観入というのは一念三千の世界に踏み込むのではないのか...
高浜虚子 「俳句への道」
...要太郎の指をさす通りにグサ/\と下駄の踏み込む畔を伝って土手へ上ると...
寺田寅彦 「鴫つき」
...誰でもきっと踏み込む径路さ...
徳田秋声 「黴」
...下駄から直に大胯(おおまた)に片足を甕に踏み込む...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その中に踏み込むと...
豊島与志雄 「山吹の花」
...よろめきながら地下室に踏み込む...
中井正一 「物理的集団的性格」
...奥へ踏み込むと驚きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「大名屋敷へ踏み込むのと違つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(土間へ踏み込む)三蔵 洒落臭え...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...開けて踏み込むと同時に...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...しかし戸を打ち破って踏み込むだけの勇気もなかった...
森鴎外 「山椒大夫」
...しかしそこへ踏み込むより...
山本周五郎 「失蝶記」
...一種新しい未知の世界に踏み込むような錯覚を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...この頃は薄々覚ってきたようだからね」「そこへ足を踏み込むのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...一足踏み込むや否や...
吉川英治 「剣難女難」
...これは自分が裸足(はだし)であったために無意識に植込みへ踏み込むのを恐れたためかも知れぬが...
和辻哲郎 「地異印象記」
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