...一歩踏み込むと判りそうな気がするのだが...
梅崎春生 「幻化」
...後に俳句の研究者になってどんな新しい方面に足を踏み込むか...
高浜虚子 「俳句への道」
...やっぱり酒の店などに一歩足を踏み込むと駄目である...
太宰治 「作家の手帖」
...何心なく店へ一と足踏み込むと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...詩の国に踏み込むためには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...断われば職権を以て踏み込むに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...桁(けた)の外(はず)れた道楽にまで踏み込むことを悔いない...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて残る片足も踏み込む...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「裏へ廻らう、八」いきなりお富の部屋へ、一歩踏み込むと、血潮の中に崩折れた、白牡丹(しろぼたん)の花のやうな、世にも痛々しいお富の死體を取卷いて、主人の茂三郎始め、一同たゞウロウロするばかりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分」「大名屋敷へ踏み込むのと違つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...強引に踏み込むつもりはないらしい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...素早く踏み込むと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...半長靴の泥に踏み込むぶきみな音が聞えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...まるで張ってある罠(わな)のまん中へ踏み込むようなものだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...足を踏み込むと同時にムッとした...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...一たびここへ踏み込むと...
横光利一 「欧洲紀行」
...一種新しい未知の世界に踏み込むような錯覚を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...この頃は薄々覚ってきたようだからね」「そこへ足を踏み込むのは...
吉川英治 「江戸三国志」
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