...一歩踏み込むと判りそうな気がするのだが...
梅崎春生 「幻化」
...観入というのは一念三千の世界に踏み込むのではないのか...
高浜虚子 「俳句への道」
...お門違いの世界へでも踏み込むような気がしていた...
徳田秋声 「黴」
...道徳的実践は現実的生そのものに踏み込むことに他ならず...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...詩の国に踏み込むためには...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...断われば職権を以て踏み込むに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...桁(けた)の外(はず)れた道楽にまで踏み込むことを悔いない...
中里介山 「大菩薩峠」
...間道へ踏み込むのは」「お前は何んだ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...奥へ踏み込むと驚きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「裏へ廻らう、八」いきなりお富の部屋へ、一歩踏み込むと、血潮の中に崩折れた、白牡丹(しろぼたん)の花のやうな、世にも痛々しいお富の死體を取卷いて、主人の茂三郎始め、一同たゞウロウロするばかりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この次に此処に踏み込む俺の唯一の目的は...
牧野信一 「南風譜」
...五歩バッと踏み込む...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(それで抜刀の男は踏み込むのをやめる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...田へ踏み込むのをやめて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...稲田に踏み込むのはよして...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...一朝の刺戟で大胆な自暴自棄的境界に踏み込むことはあり得る...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...一種新しい未知の世界に踏み込むような錯覚を感じさせる...
横光利一 「旅愁」
...ちょうど魔法使が神秘の世界へ足を踏み込むようだ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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