例文・使い方一覧でみる「踏み越えて」の意味
スポンサーリンク...教師としてこれほど信頼されているのをという後ろめたさを彼は知らず知らずだんだんに踏み越えていった... 
有島武郎 「星座」
...屍（しかばね）を踏み越えて進む乱軍（らんぐん）の世の中である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...特殊相対性理論に於てのように等速運動の場合を踏み越えて...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...どうしても心理学とか幾何学とか物理学とかいう特殊科学の特殊の立場を踏み越えて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...技術上の批評が技術を踏み越えて所謂「世界観」の批評にまで登らなければ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...けっして踏み越えてならない一線があるのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...クリストフはそれを踏み越えて進んでいった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...逃走者らはその上を踏み越えていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たったひとりで踏み越えて白骨谷に行くと広言した弁信法師...
中里介山 「大菩薩峠」
...「さらば、頼み入る」一礼して山浦丈太郎は、箱根に馴れて健やかな足取り、果し合いの場に臨むたしなみには無いことですが、岩を踏み越えて、一気に辻堂の方へ登ります...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...お前の臥床を踏み越えて庭に忍びだすなんて...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...馬の背のみで小半日もかゝると云はれてゐる竜巻山の嶮を忽ちにして踏み越えて――しまつたらしかつた...
牧野信一 「夜見の巻」
...踏み越えてはならない線を向うへ一歩...
三好十郎 「冒した者」
...其倒れた樹の上を飛び越え踏み越えて下るのだが...
吉江喬松 「山岳美觀」
...木の根を踏み越えて下るのか...
吉江喬松 「山岳美觀」
...たおるるやつを踏み越えて...
吉川英治 「剣難女難」
...踏み越えて通ったりする...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっともっと大きなものすら踏み越えてゆく決心なのだ...
吉川英治 「親鸞」
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