...早く外国へでも踏み出すんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...その男が一足一足と踏み出す毎にためらいながら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...もうそれ以上に踏み出すことが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...一寸もこの闇の外に踏み出すことは出来ぬ...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...新らしい生活を踏み出すつもりなの...
徳田秋声 「仮装人物」
...一足街路に踏み出すと...
豊島与志雄 「香奠」
...それを聞くために一歩も踏み出すものかと言い張った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...踏み出す一歩に恐怖の味を添えること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...午後に及んでは一歩も外へ踏み出す事が出来なくなったと云う事だ...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...今日から新規(しんき)蒔直(まきなほ)しに踏み出すんだ」「――」三十郎とお美乃は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまり一歩踏み出す前に四方八方を見廻すということが必要だ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...よっぽど差し迫った用事のある人でなければ門外へ足を踏み出す気遣いはない...
平林初之輔 「犠牲者」
...自由! ――宗教裁判所の手につかまれながら! 恐怖の木の寝台から牢獄の石の床に足を踏み出すとすぐ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...更に一層ゆくえさだかならぬ自身の幸福への模索に踏み出すのである...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...この書の出版がこの國民的期待の方向をめざしてまづ力強き第一歩を踏み出す意味において喜びと期待とを新にする次第である...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...矢張(やっぱ)り平地(ひらち)を歩いているつもりで片足を石垣の外に踏み出すや否や...
夢野久作 「白髪小僧」
...門(かど)を踏み出す四名の背なかへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足を踏み出すのに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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