...彼は朽ちた欄干の上を踏みはずして...
犬田卯 「橋の上」
...綱を踏みはずして下に落ちたのであった...
海野十三 「金属人間」
...足を踏みはずしてはたいへんだ...
海野十三 「少年探偵長」
...あの穴に人は何度にいちど片脚を踏みはずして落下させるか...
太宰治 「人間失格」
...足下の地面を踏みはずして自分が墜落するだけのことであり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...末延はおどろいて崖を踏みはずして...
久生十蘭 「虹の橋」
...足を踏みはずして崖の下へ転げおち...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...気は配っていたがとうとう踏みはずして...
松濤明 「春の遠山入り」
...数年前この女橋を踏みはずして深水へ落ち込んだのを...
南方熊楠 「十二支考」
...低い小さな「□□((二字分空白))石」から足を踏みはずしてころぶ...
宮本百合子 「秋風」
...仙太郎の肩に入る)仙太 犬畜生っ! 士の犬畜生っ! アッ (同時に崖を踏みはずして向う側へ落ちる...
三好十郎 「斬られの仙太」
...仙太郎の肩に入る)仙太 犬畜生っ! 士の犬畜生っ! アッ!(同時に崖を踏みはずして向う側へ落ちる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...足を踏みはずしてしまった...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...また実用品はそれ以外な個所に踏みはずしてはいけない...
柳宗悦 「雲石紀行」
...進むべき道を踏みはずしてしまったからといえないだろうか...
柳宗悦 「北九州の窯」
...だがその足は石段を踏みはずして勢いよく五...
吉川英治 「私本太平記」
...あぶみを踏みはずして...
吉川英治 「新書太閤記」
...土橋の外へ足を踏みはずしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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