...彼の舞踏の相手はさういふ名であつた...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...脇鞍(わきぐら)に踏張(ふんば)つて...
泉鏡花 「雨ばけ」
...鮮(あざや)かなステップを踏むのだった...
海野十三 「振動魔」
...地団駄(じだんだ)を踏みながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...転一歩のたしかな一歩を踏み出さなければならない...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...乾いた明るい舞踏室と変った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...千七八百円の前借を踏み倒して...
徳田秋声 「縮図」
...ヨロつく足を踏みしめ上ってくると...
徳永直 「麦の芽」
...その大地を踏んでいることが...
中井正一 「美学入門」
...自分は地殻(ちがら)を踏んで米を搗いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...かゝる折しも我ありぬ小児に踏まれし貝の肉...
中原中也 「山羊の歌」
...踏み潰した蛙のようになるじゃないか」千切れ千切れの言葉が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...人跡未踏のこの宏大(こうだい)な原野は...
本庄陸男 「石狩川」
...この鳥籠を鳥と共に踏みしゃいでしもうて...
正岡子規 「病牀苦語」
...その姿でソロソロとじゅうたんを踏んで須永に近づいて行く...
三好十郎 「冒した者」
...踏み込んで来た一人を躱し...
山本周五郎 「竹柏記」
...タッタ今踏み付けた奇妙な吸殻の事をキレイに忘れてしまっていた...
夢野久作 「老巡査」
...踏みしめている足の裏から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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