...同じような肢体をもったダンシング・チームの中央で一緒に急調(きゅうちょう)なステップを踏んでいた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...もしそうでなかったら決して生涯(しょうがい)見ることのなかったはずの珍しく新しい国を遍歴する第一歩を踏み出すことができるのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...彼女といっしょに舞踏会に行った女友だちを介して...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...復興だから在来の形式の踏襲でもかまわないとはいえ...
豊島与志雄 「水甕」
...コゼットが踏み段の戸を開く音が街路から聞かれるのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一歩を踏み出したということが出来よう...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...滅多に人の縄張に足を踏込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...細々とした自分の影を踏んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――物干竿に匕首を挟んだのも塀の土台を踏んで行ったのも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あつしは瀬踏みだけで」「俺はお前の歸つて來るのを待つて出かける氣でゐたんだ」「先づ御藏前の板倉屋ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すると……」踏絵はうなずいて...
久生十蘭 「魔都」
...舞踏会に出ても、彼女はただ誰かに相手がない時だけ引っ張り出されて踊るぐらいなもので、貴婦人連も自分たちの衣裳の着くずれを直すために舞踏室から彼女を引っ張り出す時ででもなければ、彼女の腕に手をかけるようなことはなかった...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...よろけた足を踏みしめたときには...
本庄陸男 「石狩川」
...足の処の結び目を何度も何度も蹴ったり踏んだりしていたら...
夢野久作 「支那米の袋」
...お館のなおこの辺に踏み止(とどま)っておわすとは知らず...
吉川英治 「上杉謙信」
...魏の諸郡を踏み荒した程度で...
吉川英治 「三国志」
...それゆえどうしても大岩山に踏みとどまるお覚悟と申され...
吉川英治 「新書太閤記」
...人々は死を嘔吐して踊場で狂った人間のようにお互の足を踏みつけた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??