...自分の想像はまだ踏みよごされない雪の上を渡つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...引き擦るでもなし踏み締めるでもなし...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...どうぞ」砂利(じゃり)を踏む音が聞えた...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...博士はもどかしげに足踏みをした...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...もちろん営利を主とする会社の営業方針に縛られた映画人に前衛映画のような高踏的な製作をしいるのは無理であろうが...
寺田寅彦 「映画芸術」
...地団駄を踏んだという言いつたえがあるのです」「そうでしたか...
中里介山 「大菩薩峠」
...西洋礼式の番付お届けします」〈告別舞踏会〉きょうのワルツの番組がガリ版で刷ってある...
久生十蘭 「だいこん」
...この小屋は正当な手続きを踏んで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...御校の舞踏科へ入学させたく思ひます...
牧野信一 「ファティアの花鬘」
...寺に寐て誠(まこと)顔なる月見かな芭蕉(ばしょう)苗代(なわしろ)やうれし顔にも鳴く蛙許六(きょりく)蓮(はす)踏みて物知り顔の蛙かな 卜柳雛(ひな)立て今日ぞ娘の亭主顔硯角(けんかく)などその一例なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...田へ踏ん込んではいけねえ!(その声に...
三好十郎 「斬られの仙太」
...T「寺社奉行様への手続を踏んで参られたか」伝六返答に困った...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...此処(ここ)で木曜日には特別に舞踏の巧(うま)い連中(れんぢゆう)許(ばかり)が踊る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...雑草でも踏んで行くように...
吉川英治 「私本太平記」
...一鼓(いっこ)六足を踏んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふた手に分れて踏み込みますかい」「おうっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...踏み蹌(よろめ)いた足を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...知命(ちめい)の年に焦燥して道を踏みはずし...
和辻哲郎 「孔子」
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