...蹌踉(そうろう)とお島婆さんの家を飛び出しました...
芥川龍之介 「妖婆」
...腹が減つてるのでフラフラと蹌踉(よろめ)く...
石川啄木 「病院の窓」
...「お蔦!」蹌踉(よろめ)いたように母屋の羽目に凭(もた)れた時...
泉鏡花 「婦系図」
...なおも蹌踉(よろよろ)と歩みを運んで...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...男は蹌踉(そうろう)...
太宰治 「あさましきもの」
...生きた心地(ここち)も無くただ歩きに歩いて蹌踉(そうろう)とたどりついたところは其(そ)の名も盛者必衰(じょうしゃひっすい)...
太宰治 「新釈諸国噺」
...蹌踉(そうろう)と居酒屋を出た...
太宰治 「新釈諸国噺」
...此人達は大小を指して殿様の行列の後に踉(つ)いて歩いた...
田山花袋 「朝」
...蹌踉(よろよろ)と帰って来る姿を見ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は跛のように蹌踉(よろめ)いた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...彼(かれ)は足(あし)もとが踉蹌(よろけ)る程(ほど)疾風(しつぷう)の手(て)に突(つ)かれた...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は戸(と)を開(あ)けて踉蹌(よろ)けながら出(で)た...
長塚節 「土」
...蹌踉(よろ)めくままに静もりを保ち...
中原中也 「山羊の歌」
...蹌踉(よろよろ)として...
二葉亭四迷 「平凡」
...……ナゼ返事をして下さらないのですか……お兄様はあの時の事をお忘れになったのですか……」私はヨロヨロと背後(うしろ)に蹌踉(よろめ)いた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...終(しま)いにはその夢うつつさえ感じられなくなるまで恍惚として蹌踉(よろめ)いて行った……ように思う...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お粂はその間に蹌踉(そうろう)と元の楽屋へ帰って来て...
吉川英治 「江戸三国志」
...蹌踉(そうろう)として...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??