...その場に跼(かが)んだ...
海野十三 「鬼仏洞事件」
...まずネオン横丁の入口に最も近いカフェ・オソメの前に跼(しゃが)んで戸口の前や...
海野十三 「ネオン横丁殺人事件」
...そして跼(かが)んで...
海野十三 「流線間諜」
...さほど大きくもない額の前に跼(しやが)んで眺め入つてゐる...
長谷川時雨 「裸女の畫」
...白絣の袂の下に跼んで...
水野仙子 「夜の浪」
...れいの少年はやはり歳太郎と同じい姿勢で跼んで...
室生犀星 「幻影の都市」
...何となく跼蹐んでゐる自分の膝頭をゆつくり抓つて見た……...
室生犀星 「渚」
...わたしどもの跼んでいる足もとへも...
室生犀星 「不思議な国の話」
...芦の茂みの中へ跼みにゆくのであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...――去定は疲れはてたように背中を跼(かが)め...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...背の高い参吉が上から跼(かが)むようにし...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...例のとおり八重が眼の前に跼んで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...喜兵衛は跼(かが)んで云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...おみやが立ったり跼(かが)んだりするたびに...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...道のまん中へ跼んで嘔吐(おうと)した...
山本周五郎 「柳橋物語」
...身を跼(かが)めた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...一間(けん)ばかり向うの闇の中に跼(うずく)まっている白い物体に対(むか)って身構えた...
夢野久作 「白菊」
...前跼みに小さくなって煙草をひとり吸っていた...
横光利一 「旅愁」
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