...路は泥濘(でいねい)と云ふよりも...
芥川龍之介 「好色」
...この雪ぢや明日(あす)の路は...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...右のほうになったそのたらたら降りの街路から往くのであった...
田中貢太郎 「女の怪異」
...船の針路を眺(なが)めると...
田中英光 「オリンポスの果実」
...定めし殿が死出の山路でお待ちになっておいでゝあろうと云うのであった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...新相客は伊佐で同宿の老遍路...
種田山頭火 「行乞記」
...前路の障害なきを期するため...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...街路の上の硝煙は霧のようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正午葛飾驛停車場より無線電信所の柱を目標となし田間の一路を歩す...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...この航路の終点でもあり...
中島敦 「環礁」
...細い鉄道線路が雪の中を蜿蜒(えんえん)と...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...江戸中を捜し廻るところさ」浜町の路地の裏...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...依然として三十里も西方に寄った航路を行くので...
久生十蘭 「海難記」
...友田と三人で久方ぶり橘弘一路宅へ赴き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まだ若い燕路(柳亭・四代目)は器用にやった...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...縦(よ)し予の嗜好の変遷にして往々邪路に迷ふことありとするも...
正岡子規 「俳句の初歩」
...通路(とほりみち)に居(ゐ)た人民(じんみん)どもが...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...しかし、それよりも、もっと彼を驚かしたのは、路向うから、怪美人の手招きにつれて、のそのそと、側へ寄って来た田舎漢(いなかもの)だ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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