...跪(ひざまづ)いて居りましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...大路(おおじ)のただ中に跪(ひざまず)いて...
芥川龍之介 「邪宗門」
...跪(ひざまず)いて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...参詣のものをしてその前に跪座合掌せしむ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...皆金色の死体の下に跪いて涙を流しました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...如来の尊像の前に跪いて...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...下戸與大人相逢道路、逡巡入草、傳辭説事、或蹲或跪、兩手據地、爲之恭敬、對應聲曰噫、比如然諾...
陳壽 「魏志倭人傳」
...彼の恐怖は前よりもどんなに大きかったことであろう!スクルージはいきなり跪いて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...彼はあっと思って後ろへ跪坐(しゃが)んでしまった...
徳田秋声 「仮装人物」
...それから跪いたまま椅子に半身を投げかけて...
豊島与志雄 「画舫」
...或蹲或跪...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...権現様の前へ跪いて天下の泰平をお祝い申し上げるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...拝跪するような恰好で...
久生十蘭 「泡沫の記」
...ぐったりと跪座(あぐら)を組み...
室生犀星 「童子」
...漸(ようや)く跪拝いている香取の上に眼を注ぐと...
横光利一 「日輪」
...或るものはその日の祈りをするために跪(ひざまず)き...
横光利一 「花園の思想」
...拝跪(はいき)していった...
吉川英治 「三国志」
...今は拝跪(はいき)の礼もとらずに傲然(ごうぜん)という有様であった...
吉川英治 「三国志」
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