...黒犬の背中に跨りながら...
芥川龍之介 「犬と笛」
...驢馬(ろば)に跨(またが)りつつ通りかかる...
芥川龍之介 「上海游記」
...金眸が脊(せ)に閃(ひら)りと跨(またが)り...
巌谷小波 「こがね丸」
...閾(しきい)を跨ぎ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...年季の済まぬ中(うち)にこの家の敷居を跨(また)いではならんといったではないか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...十勝に跨(またが)る針葉樹の処女林(しょじょりん)には...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蛇を跨(また)いでなお行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...ややともすると三日も四日もまるで銭湯の敷居を跨(また)がずに過してしまう...
夏目漱石 「門」
...塀の上へ踏み跨(またが)ったまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...タヌは何やら黒い物体の上に跨(またが)って...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...何もかも鳧をつけてしまはにやなんねえだよ!」パラースカは家の閾を跨ぐがはやいか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...たゞ燃えあがる情熱のまゝにその身を任すのは操る術を知らない者が猛り狂ふ駻馬に跨つて徒らに鞭打つやうだと考へます...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...ひと跨(また)ぎの芝生と...
山本周五郎 「山彦乙女」
...手欄(てすり)を跨いで...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...踏み跨(また)いで通るか...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分もその鞍尻(くらじり)に跨(また)がった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...くぐったり跨いだり...
吉川英治 「随筆 新平家」
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