...馬に跨がつたのもあり徒歩(かち)のもあり...
芥川龍之介 「芋粥」
...「自由」の駒に跨がりて進む理想の路すがら...
石川啄木 「雲は天才である」
...直ぐに大跨(おおまた)に夫人の後について...
泉鏡花 「婦系図」
...浴衣がけで平氣で尻はしよりして毛臑をだしたまま跨いで渡つてしまふところだ...
小穴隆一 「二つの繪」
...兵士の上に更に資本家が跨ってこれに鞭っておるという仏蘭西(フランス)のある雑誌に出たポンチ絵の話をして...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...裏手の低い四つ目垣を跨ぎ越して家に帰った...
豊島与志雄 「絶縁体」
...竹の垣根を跨いで市木さんのところへ行くことになった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...垣根を跨いでやって来ることがあった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...私は例の竹垣を跨ぎ越し...
豊島与志雄 「絶縁体」
...けれども閾(しきい)を跨(また)ぐ時(とき)に...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...束になつてくづれてゐる錦絵を跨ぎ...
長與善郎 「青銅の基督」
...世界を跨(また)にかけて悪事を働く...
野村胡堂 「天才兄妹」
...高い鼻に跨った睫毛の濃い大きな眼は...
久生十蘭 「湖畔」
...そういうところは用心深く跨いで通るようにしたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...少しばかりの茶代を置いて余は馬の背に跨(またが)った...
正岡子規 「くだもの」
...世界を跨にかけて活躍奮闘している孤独のダーク・ミニスターである...
夢野久作 「暗黒公使」
...馬の背に跨がった感じのこの鞍乗峠はいつ見ても眺望は優れている...
横光利一 「夜の靴」
...三国に跨がるこの大きな森林は官有林であり...
若山牧水 「木枯紀行」
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