...今まで跨(またが)っていた太枝を掴(つか)んで...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...それに跨って動き出すと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...おほ跨(また)に歩いて行くのを眺めながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その光つてゐるレールを跨ぐときに...
海野十三 「恐怖について」
...かぼちゃの蔓(つる)を跨(また)ぎ越え...
太宰治 「新釈諸国噺」
...今朝は自分が我が家の閾(しきい)を跨(また)ぐことが出来ないで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...して彼は己が馬に打跨り...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...山林官が職業がら注意ぶかい大跨で...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...馬に跨がると「一蔵...
直木三十五 「南国太平記」
...思い切りよく老(おい)の敷居を跨(また)いでしまおうか...
夏目漱石 「思い出す事など」
...メスルーに跨(またが)つてパイロットを連れた彼なのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...スタンブール種の女が命ずる限りにおける人民の友――もっともこいつは(バイロン卿はぐっとおくびを噛み殺した)われ/\の胃の腑からより跨くらのやつの命令だがね僕の名は...
槇村浩 「長詩」
...――まっすぐにゆけばひと跨(また)ぎだったが...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...しかも暮正月を跨(また)いでである...
吉川英治 「私本太平記」
...ふみ跨(また)がったまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここは坂東四箇国に跨(また)がって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこの豪壮な門を跨(また)いで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...十文字峠は信州武州に跨がる山で...
若山牧水 「木枯紀行」
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