例文・使い方一覧でみる「跏」の意味
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江戸川乱歩 「吸血鬼」
...草の上に安坐趺跏（あんざふか）して...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...結跏（けっか）を組みはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの形で正しくゆるやかに――といっても結跏（けっか）といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...結跏（か）し趺（ふ）坐しているのである...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...中央の岩上に結跏趺坐（けっかふざ）した釈尊（しゃくそん）の周囲に...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...中央の岩上に結跏跌坐の釈尊を描き...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...七日の間結跏（けっか）したぎり少しも動かなかったのである...
夏目漱石 「門」
...教（をし）へられた通（とほ）り坐蒲團（ざぶとん）の上（うへ）に半跏（はんか）を組（く）んだ...
夏目漱石 「門」
...結跏（けつか）したため...
夏目漱石 「門」
...禅家などでは一七日（いちしちにち）を限って大悟して見せるなどと凄（すさま）じい勢（いきおい）で結跏（けっか）する連中もある事だから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その工合は臺の上に結跏趺坐（けつかふざ）した佛像が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二三の学者のこの像の半跏思惟の形の発生を考察した論文などを読んだりして...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...其上に所謂結跏趺坐するのであります...
松本文三郎 「印度の聖人」
...阿那律すなわち入りて結跏趺坐し...
南方熊楠 「十二支考」
...炉辺に半跏を組んで一杯の渋茶を啜るといつたやうな生活も...
吉井勇 「青春回顧」
...――誦経（ずきょう）がすむと尊氏は半跏趺坐（はんかふざ）（片あぐら）のかたちをとり...
吉川英治 「私本太平記」
...あの悲しく貴い半跏の観音像は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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