...おのれ一人跌(つまづ)き轉ぶのみならず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...たとえ中途で事業に蹉跌することがあっても...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...功名の道における蹉跌(さてつ)の恨み...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...つまらない所で蹉跌したりした...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...第一の蹉跌丸木のままの柱...
直木三十五 「南国太平記」
...失敗や蹉跌(さてつ)は男子の一生に無いことではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...――跌(つま)ずいた夢でも見たのであろう...
林芙美子 「清貧の書」
...」かうして彼がその生活の立てなほしに拙くも蹉跌して...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...詩嚢に「跌蕩不量分...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...沖縄学にとって大きな蹉跌(さてつ)であります...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...これからもひどい蹉跌(さてつ)のない限り...
山本周五郎 「竹柏記」
...前途の好転は期しがたい蹉跌(さてつ)を見ているし...
吉川英治 「黒田如水」
...今ここで破門されては大望の上の大蹉跌(だいさてつ)...
吉川英治 「剣難女難」
...かえってこんな蹉跌(さてつ)からみじめな惨敗をみてしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...ひとつ蹉跌(さてつ)が生じると...
吉川英治 「新書太閤記」
...賤ヶ嶽の一蹉跌(さてつ)以来...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の蹉跌(さてつ)を待っているものが絶無ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗麟改宗後にもしあの蹉跌がなかったならば...
和辻哲郎 「鎖国」
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