...豹(ひょう)の趾(あし)か鳥の足...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...四邊(あたり)は斷草離離として趾(あと)を着くべき道ありとも覺えず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...その趾(あと)だと云う蓮(はす)の生えた小さな池があって...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...自分(じぶん)の家(いへ)の林(はやし)と田(た)との間(あひだ)には人(ひと)の足趾(あしあと)だけの小徑(こみち)がつけてある...
長塚節 「土」
...彼(かれ)は日中(につちう)甘藷畑(さつまいもばたけ)の側(そば)を過(す)ぎては自分(じぶん)の荒(あら)した趾(あと)を見(み)て心(こゝろ)に酷(ひど)いとは思(おも)ふのであるがそれを埋(うめ)て置(お)くには心(こゝろ)が咎(とが)めた...
長塚節 「土」
...洗(あら)ひまでも仕(し)ねえのにどうしたもんだ」酒席(しゆせき)の趾(あと)を見(み)ておつぎは呟(つぶや)いた...
長塚節 「土」
...松は皆太からぬ幹で其幹の枝の趾を一階二階と數へて見るのに植ゑてからまだ幾年もたゝぬことがわかる...
長塚節 「松蟲草」
...それのめぐりを七人の天女は趾頭舞踊しつづけてゐるが...
中原中也 「山羊の歌」
...いかな思ひ出のいかな脣趾(くちあと)ああ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...一度もその城趾(じょうし)までは登らなかった...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...趾(あしゆび)殘(のこ)らず裏返(うらがへ)す...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...雛鶏趾(けづめ)なきに蹴り...
南方熊楠 「十二支考」
...今にその趾(あと)あり云々...
南方熊楠 「十二支考」
...『後漢書』南蛮伝に交趾の西に人を(くら)う国あり云々...
南方熊楠 「十二支考」
...秋の黄昏に廃趾の番をしていた兵士たちの肩のあたりが淋しそうである...
宮本百合子 「女靴の跡」
...城趾(じょうし)や寺院や拝所や...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...残っている十五本の趾(ゆび)から十五の爪肉を掘り出してわたしに投げてよこす...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ここでも旧城趾に会堂を造る活動がはじめられた...
和辻哲郎 「鎖国」
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