...これは彼が支那交趾(こうし)の陶器の美しい彩色を研究して...
石原純 「平賀源内」
...其時先生は羅馬(ローマ)古城趾真景を出品されたが...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...僕は十八日に右足第四趾切斷...
小穴隆一 「二つの繪」
...高麗交趾(こうらいこうち)の鉢に植えても...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...淮南子の主術訓には「南至交趾...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...艮卦の艮其背・艮其趾・艮其腓・艮其限・艮其身・艮其輔...
内藤湖南 「易疑」
...彼(かれ)は其(そ)の夜(よ)は三人(にん)が凍(こほ)つた空(そら)を戴(いたゞ)いて燒趾(やけあと)の火氣(くわき)を手頼(たよ)りに明(あ)かした...
長塚節 「土」
...東隣(ひがしどなり)の主人(しゆじん)の庭(には)には此(こ)の日(ひ)も村落(むら)の者(もの)が大勢(おほぜい)集(あつ)まつて大(おほ)きな燒趾(やけあと)の始末(しまつ)に忙殺(ばうさつ)された...
長塚節 「土」
...くさ/″\の話のうちに茸狩りし趾の小き穴に栗の一つ宛落ちたるは烏のしわざなりなど語らるゝをきゝて繩吊りて茸山いまだはやければ烏のもてる栗もひりはず嵯峨より宇多野に到る小芒の淺山わたる秋風に梢吹きいたむ桐の木群か十月一日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...足利時代の末には更に進んで交趾...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...趾の裏が今温い方が気持がいい...
原民喜 「焔」
...趾(あしゆび)の事(こと)だらうね?』と海龜(うみがめ)が念(ねん)を押(お)しました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...一八八一年サイゴン発行『仏領交趾支那遊覧探究雑誌』八号...
南方熊楠 「十二支考」
...和漢とも只今猴類中ほとんど人の従弟ともいうべきほど人に近い類人猴の内、脳の構造一番人に近いオラン・ウータンを猩々に当て通用するが、これはボルネオとスマタラの大密林に限って樹上に棲(す)み、交趾には産せぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...後脚と尾の間にも足趾間にも張られ居る状(さま)蝙蝠(こうもり)に髣髴(ほうふつ)たり...
南方熊楠 「十二支考」
...今にその趾(あと)あり云々...
南方熊楠 「十二支考」
...この古城趾も遠からず...
若杉鳥子 「浅間山麓」
...ここでも旧城趾に会堂を造る活動がはじめられた...
和辻哲郎 「鎖国」
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