...古池の趾(あと)今に存せりとぞ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今は「チャム」と云う人種が交趾に残っている...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...そしていつもの八町の杉並木を通り拔けて舊關所の趾から箱根町の方へといつた...
近松秋江 「箱根の山々」
...そこから砂漠(さばく)を北に横ぎって行くうちに偶然都市の廃趾(はいし)らしいものを発見した...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...爆心地付近や城趾の荒野に大公園を設け...
豊島与志雄 「ヒロシマの声」
...壯于趾・壯于前趾・壯于の三種が大壯と夬との兩卦に跨つてゐるやうなこともある...
内藤湖南 「易疑」
...木曜会席上にて交趾人黄調なるものと語る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...それでも其處(そこ)にはもう幾度(いくたび)か船(ふね)がつけられたと見(み)えて足趾(あしあと)らしいのが階段(かいだん)のやうに形(かたち)づけられてある...
長塚節 「土」
...卯平(うへい)が薄闇(うすぐら)い庭(には)の霜(しも)に下駄(げた)の趾(あと)をつけて出(で)てから間(ま)もなく勘次(かんじ)は褥(しとね)を蹴(け)つて竈(かまど)に火(ひ)を點(つけ)た...
長塚節 「土」
...松は皆太からぬ幹で其幹の枝の趾を一階二階と數へて見るのに植ゑてからまだ幾年もたゝぬことがわかる...
長塚節 「松蟲草」
...どうした趾だらうかと思ひながら行くと麁朶を積んだ荷車が來る...
長塚節 「松蟲草」
...趾(あし)の先で土を踏みにじりながら「しかし...
本庄陸男 「石狩川」
...いまゝたはじめて清福の作家生活結婚生活に入るを得た巣鴨の狭斜街の旧宅趾も亦過去一切を偲ぶ可くもなくなつてしまつた...
正岡容 「巣鴨菊」
...その他のどの趾よりも大きいので...
南方熊楠 「十二支考」
...『礼記(らいき)』に〈猩々善く言えども禽獣を離れず〉など支那に古く知れたものでもと支那の属国交趾(こうし)に産したらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...しかしコータンの故趾からハヌマン像を見出した事もあり(一八九三年板ランスデルの『支那領中央亜細亜』巻二...
南方熊楠 「十二支考」
...村の最奥の家一軒その趾(あと)に立ちて流れには唐碓(からうす)かけたる...
宮崎湖処子 「空屋」
...山のような歩竜(イグアノドン)の趾(あし)の下になる...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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