...「場所は日本アルプスの×××の麓の城趾である...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「心霊の抱く金塊」
...そして附近の古戦場や不破(ふわ)の関趾(せきあと)などを得意になって案内するのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この拇趾(おやゆび)もあの時の通りだ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...小趾(こゆび)の形も...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...親趾ト第二ノ趾ト第三ノ趾トヲ口一杯ニ頬張ル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...また静御前がしばらく住みし屋敷趾(あと)あり」とあるのを見れば...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...ミスチ火山の西北に当たるコルカ川の谷でまだ世界に紹介されていない古い都市の廃趾(はいし)を発見したことが記載されている...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...恭親王邸趾の美しい錦華園を持ち...
豊島与志雄 「北支点描」
...西風(にしかぜ)が乾(かわ)かしてはさらさらと掃(は)いて居(ゐ)ても洲(す)には猶(なほ)幾(いく)らか波(なみ)の趾(あと)がついて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...玉置の城趾を完全に警備して貰う筈です...
野村胡堂 「古城の真昼」
...掘り荒された古城趾...
野村胡堂 「古城の真昼」
...今は趾(あと)ばかりがそれかと思われるのみ...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...天界寺趾の前にある尚王家歴代の陵廟である...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...暗褐色(あんかつしよく)の羽毛(うもう)を趾(あし)までかぶつてゐます...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...母家の趾には銘酒屋が立ち並んで景気の好い三味線の音が鳴つてゐる...
牧野信一 「鱗雲」
...馬の祖先の多趾なると様子が異なるを知らん...
南方熊楠 「十二支考」
...例えば下野(しもつけ)上三川(かみのかわ)の城趾(しろあと)の濠の魚は...
柳田國男 「日本の伝説」
...交趾の日本人町は...
和辻哲郎 「鎖国」
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