例文・使い方一覧でみる「趺」の意味


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...その劒の前(さき)に(あぐ)み坐(ゐ)て...   その劒の前に趺み坐ての読み方
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」

...或(あるひ)はトルコ風(ふう)に寐臺(ねだい)に(あぐら)を坐(か)いて...   或はトルコ風に寐臺に趺を坐いての読み方
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」

...草の上に安坐跏(あんざふか)して...   草の上に安坐趺跏しての読み方
田中貢太郎 「神仙河野久」

...如来ノ坐像ハイズレモ男性的ニ結跏坐シテイルガ...   如来ノ坐像ハイズレモ男性的ニ結跏趺坐シテイルガの読み方
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」

...日本では今日は容易に見ることの出来なくなつてゐる亀首や...   日本では今日は容易に見ることの出来なくなつてゐる亀趺首やの読み方
田山録弥 「石窟」

...金剛不動の梵山(ほんざん)に座(ふざ)して...   金剛不動の梵山に趺座しての読み方
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」

...相公閣下、閣下は元來職守に嚴に、職權を行するを以て高名なりし人なり、井上伯は閣下に比すれば、機略に富み決斷に長ずれども、其の宕の性、動もすれば法律規則を無視するの弊あり、伊藤侯は閣下に比すれば、立法の才、組織の能力に於て超絶すれども、其の文采言語の多き割合には其の實行躬踐の分量甚だ少なきの缺點あり、閣下は固より伊藤侯の才能なく井上伯の膽氣なしと雖も、而も曾て重きを藩閥政府に有したるは、實に官府の秩序と威權とを保維するを以て行政の要と爲したるに由れり、其の或は極端なる法治主義に偏して時に精刻峻急に陷るの病ひあるのみならず規摸も亦甚だ狹小にして、官權擴張の外殆ど大なる主張なかりしに拘らず、我輩は尚ほ此點に於ける閣下の本領を認めて、所謂る藩閥武斷派の代表者と爲したりき、今や閣下の本領は全く消磨して、精刻峻急の角度を取り除きたる代りに、秩序もなく、節制もなく、官紀を紊亂し、行政機關を荒廢して、唯だ内閣一日の姑息を謀らむとす何ぞ其の老ゆるの太甚しきや...   相公閣下、閣下は元來職守に嚴に、職權を行するを以て高名なりし人なり、井上伯は閣下に比すれば、機略に富み決斷に長ずれども、其の趺宕の性、動もすれば法律規則を無視するの弊あり、伊藤侯は閣下に比すれば、立法の才、組織の能力に於て超絶すれども、其の文采言語の多き割合には其の實行躬踐の分量甚だ少なきの缺點あり、閣下は固より伊藤侯の才能なく井上伯の膽氣なしと雖も、而も曾て重きを藩閥政府に有したるは、實に官府の秩序と威權とを保維するを以て行政の要と爲したるに由れり、其の或は極端なる法治主義に偏して時に精刻峻急に陷るの病ひあるのみならず規摸も亦甚だ狹小にして、官權擴張の外殆ど大なる主張なかりしに拘らず、我輩は尚ほ此點に於ける閣下の本領を認めて、所謂る藩閥武斷派の代表者と爲したりき、今や閣下の本領は全く消磨して、精刻峻急の角度を取り除きたる代りに、秩序もなく、節制もなく、官紀を紊亂し、行政機關を荒廢して、唯だ内閣一日の姑息を謀らむとす何ぞ其の老ゆるの太甚しきやの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...門人達は、低く、経文を誦して、師の呪法を援け、玄白斎は、右手に、杓を、左手に、金剛杵(しょ)を執って、瞑目しつつ、無我無心――自ら、日輪中に、結跏坐して、円光を放ち、十方の諸仏、悉く白色となって、身中に入る、という境地で入りかけた...   門人達は、低く、経文を誦して、師の呪法を援け、玄白斎は、右手に、杓を、左手に、金剛杵を執って、瞑目しつつ、無我無心――自ら、日輪中に、結跏趺坐して、円光を放ち、十方の諸仏、悉く白色となって、身中に入る、という境地で入りかけたの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...中央の岩上に結跏坐(けっかふざ)した釈尊(しゃくそん)の周囲に...   中央の岩上に結跏趺坐した釈尊の周囲にの読み方
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」

...室(へや)に入るや否(いな)やいきなり座(あぐら)をかき...   室に入るや否やいきなり趺座をかきの読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...あるいは座(あぐら)をかいた足を幾分かむすび直し...   あるいは趺座をかいた足を幾分かむすび直しの読み方
新渡戸稲造 「自警録」

...その工合は臺の上に結跏坐(けつかふざ)した佛像が...   その工合は臺の上に結跏趺坐した佛像がの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...地面に坐(ふざ)して閑雅な支那の賭博(ばくち)をしていた...   地面に趺坐して閑雅な支那の賭博をしていたの読み方
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」

...煙草に火をつけながら年寄の傍に坐をかくと...   煙草に火をつけながら年寄の傍に趺坐をかくとの読み方
牧野信一 「砂浜」

...自分の目的に蹉に蹉を來し...   自分の目的に趺蹉に趺蹉を來しの読み方
三島霜川 「自傳」

...結跏座(けっかふざ)して弥勒の印(いん)を結びたるが...   結跏趺座して弥勒の印を結びたるがの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...草鞋穿(わらぢばき)の儘(まゝ)上段の間(ま)に坐(あぐら)を掻き...   草鞋穿の儘上段の間に趺坐を掻きの読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...ただ一つの戦(そよ)がない坐(ふざ)の石仏(せきぶつ)のごとく...   ただ一つの戦がない趺坐の石仏のごとくの読み方
吉川英治 「私本太平記」

「趺」の読みかた

「趺」の書き方・書き順

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