...僕は大正十二年の正月に右の足頸からさきを脱疽で失くなした...
小穴隆一 「二つの繪」
...十二年の一月四日に足頸から落して...
小穴隆一 「二つの繪」
...足頸が小さすぎる白足袋のためにきつくしめつけられて...
太宰治 「陰火」
...木型のような堅い白足袋をぴちりと篏(は)めた足頸(あしくび)が一寸ばかり見えた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...足頸にまで塗っているのを見た要は...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...腰から下が足頸を頂天にした一つの細長い三角形を描くのでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その撮り方はだんだん微に入り、細を穿(うが)って、部分々々を大映しにして、鼻の形、眼の形、唇の形、指の形、腕の曲線、肩の曲線、背筋の曲線、脚の曲線、手頸(てくび)、足頸、肘(ひじ)、膝頭(ひざがしら)、足の蹠(うら)までも写してあり、さながら希臘(ギリシャ)の彫刻か奈良の仏像か何かを扱うようにしてあるのです...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...手頸足頸腕などに椰子(ヤシ)の若芽を捲(ま)き付け...
中島敦 「環礁」
...手頸足頸腕等に椰子の若芽を捲き付け...
中島敦 「環礁」
...呉(ご)では足頸を斬取(きりと)られた罪人共が王を襲(おそ)い...
中島敦 「弟子」
...上新の皺だらけな足頸...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼の手頸(てくび)足頸を縛(くく)りつけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...その手頸(くび)足頸まで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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