...すかさずとびこんで足蹴(あしげ)にした...
海野十三 「空中漂流一週間」
...足蹴(あしげ)にして...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...此時ばかりはどうしても我慢が出來なかつた行きなり蒲團の上から照ちやんの腰のあたりと思ふ處をうんといふ程足蹴にした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...情けない奴が」と嵐の吹き留めに其處に在る糊の皿を足蹴にしてひつくりかえし...
高濱虚子 「俳諧師」
...ガタガタ障子を足蹴にし出した...
原民喜 「恐怖教育」
...お前はおれの腰骨でも腹でもどこでもいいからどんどん足蹴(キック)しながらすこしずつ藻掻きあがるんだ...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...おれを足蹴(キック)したやつがどんな立派なアメリカ人になったか...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...力まかせにモオリーの腰を足蹴(キック)すると...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...足蹴(あしげ)にしたりしたが...
堀辰雄 「三つの挿話」
...パウロが倒れた体を足蹴(あしげ)して言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...尚も縋り付くのを足蹴にし...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...われわれの母なるが故の理由のもとに足蹴にしてはならないのである...
横光利一 「絶望を与へたる者」
...足蹴にされたりした時のはうが...
吉川英治 「折々の記」
...足蹴(あしげ)をうけ...
吉川英治 「三国志」
...「この諜者(いぬ)め」五郎の足蹴を食って...
吉川英治 「私本太平記」
...その者は?」「はっ」「町人ではないか」「さようで」「だいぶ足蹴にあって...
吉川英治 「私本太平記」
...土で作っていた仏像を足蹴(あしげ)にかけたことだの...
吉川英治 「親鸞」
...足蹴(あしげ)にしても飽き足らなく思った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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