...邪慳(じゃけん)に犬を足蹴(あしげ)にした...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...大胆(だいたん)にも□□□□□□□□□□□(虫食いのために読み難し)とて伝三を足蹴(あしげ)にかけければ...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...死人を足蹴にしたり...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...情けない奴が」と嵐の吹き留めに其處に在る糊の皿を足蹴にしてひつくりかえし...
高濱虚子 「俳諧師」
...彼女を足蹴りにして擲った...
辻潤 「ふもれすく」
...足蹴(あしげ)にされたりしている母親の様子を幾度も見せられた...
徳田秋声 「足迹」
...足蹴術を心得ており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「武士たるものの魂を足蹴(あしげ)にするとは何事だ」「ナニ?」そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...オオミヤクの泥沼で思い切っておれを足蹴(キック)した瞬間...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...或る者は力まかせに階子を足蹴にしたり拳で叩いたりした...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...足蹴にかけようとしたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...この大事な禅杖(ぜんじょう)を足蹴(あしげ)にしながら澄ましていくか」「枯れ木でも踏んだのかと思ったら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――彼の得意な足蹴の業(わざ)で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...土で作っていた仏像を足蹴(あしげ)にかけたことだの...
吉川英治 「親鸞」
...わしが足蹴にかけて叱ろうと...
吉川英治 「親鸞」
...やにわにわしを足蹴(あしげ)にしかけたゆえ...
吉川英治 「茶漬三略」
...ようも足蹴にしやったな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...足蹴にもした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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