...邪慳(じゃけん)に犬を足蹴(あしげ)にした...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...侍の誰やらがこの猿を足蹴にした時なぞは...
芥川龍之介 「地獄變」
...足蹴(あしげ)にしたりしないという...
石川欣一 「比島投降記」
...死人を足蹴にしたり...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...足蹴(あしげ)にしてどーんと堀の中になげこんだ...
海野十三 「東京要塞」
...足蹴(あしげ)にされる...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...それのみかおそらく(とヴェリチャーニノフには思われた)足蹴にかけてまで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自分の魂を足蹴にされるようなところへほうっておくおびんずるも無かろうじゃねえか」「何と申す...
中里介山 「大菩薩峠」
...寝ていた私を足蹴にして起し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガタガタ障子を足蹴にし出した...
原民喜 「恐怖教育」
...足蹴にされたり呪詛されることのない場所で...
原民喜 「災厄の日」
...「私にはあなたを足蹴(キック)するだけの勇気はありません」とつまらないことをいいだした...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...力まかせにモオリーの腰を足蹴(キック)すると...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...息杖(いきづえ)や足蹴(あしげ)の下に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...足蹴(あしげ)の形を示すとまた...
吉川英治 「親鸞」
...足蹴ぐらいは易(やす)いこったわ」「人非人(にんぴにん)だと? おい久米一...
吉川英治 「増長天王」
...――三位卿に面罵(めんば)されて足蹴(あしげ)にまであった上...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼奴を足蹴にして追い出せと云った...
和辻哲郎 「鎖国」
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