...それで乗物で行く足弱の伴(とも)にはけっこう役がつとまる...
中里介山 「大菩薩峠」
...思いのほかに足弱でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...病人と足弱の一行を待ち構えているようなものですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...連れの足弱を置去りにするような歩み方ばかりするのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...足弱のわたしにばっかり重い物を持たせて……」「君に別段...
中里介山 「大菩薩峠」
...「?」「あの二人の巡禮が歩いた家の、門口の眞鍮の札、私は皆んな覺えて居ますが――」「そいつをほじくり出して、又江戸に磔刑柱を百本も立てたいとお前は言ふのか」「そんなわけぢやありませんがね」「それぢや默つて居ろ、御用聞は人を縛れば宜いてものぢやない」「へエ」「そんなに縛り度きや、米屋に奉公して、俵でも縛るが宜い、――無暗に切支丹などを縛るのは、殺生ぢやないか、そいつは寺社のお侍に任せて置け」「あの二人は、もう川崎かな、足弱づれだから、まだ南品川でブラ/\して居るかも知れないな」平次は立止つて後ろの方、霞の奧をふり返るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...足弱は三人ずつ、三方荒神(さんぽうこうじん)という乗りかたで小荷駄馬へ乗せられて来たのだ...
長谷川時雨 「西川小りん」
...途中、私は足弱なので、連れの方達に別れて、見晴し茶屋からひとりで驢馬に乘る事にした...
林芙美子 「大島行」
...最もこれは女の足弱であるから例にならぬかも知れぬ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...前にも言った通り蜥蜴の足弱小に身ほとんど蛇ほど長きものを見ては誰しも蛇が蜥蜴になるものと思うだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...世帯道具や足弱を負って...
吉川英治 「三国志」
...足弱ですから」と...
吉川英治 「私本太平記」
...「妃たちもあとから来るであろうな」「まいられます」「足弱な三名が三名とも...
吉川英治 「私本太平記」
...女院や尼前(あまぜ)の足弱は...
吉川英治 「私本太平記」
...足弱な女房がたもおられましては」「しかし...
吉川英治 「私本太平記」
...「足弱な子達や女房方を...
吉川英治 「新書太閤記」
...足弱な女の子のうちの一人を...
吉川英治 「親鸞」
...どんなお方で」「嬰児(あかご)を負ぶった足弱な女だ...
吉川英治 「野槌の百」
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