...秋田は、それを一寸見ていたが、直ぐに、幾分得意然として、「――判ります、つまりこれが、そのマーチ・フォックストロットのステップの跡、と言うか、足取りの跡を、先生が図にしたものなんでしょう」すると大月は笑いながら、「――ウッフッフッフッフッフッ……まあ、そうも言える...
大阪圭吉 「花束の虫」
...私は四十年近くも前の女學生時代の小娘の心にかへつて、足取りも輕く、ひといきに棧橋を驅け降りた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...揚げ足取り以外に...
戸坂潤 「デカルトと引用精神」
...一歩一歩踏みしめるような足取りで歩き出した...
豊島与志雄 「悪夢」
...ふらふらした足取りが...
豊島与志雄 「変る」
...もう浮々した軽やかな足取りではなかった...
豊島与志雄 「故郷」
...老人の気ままな足取りよりも少し早く歩かせた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして落着いた足取りで家の方へ戻ってゆきました...
豊島与志雄 「渡舟場」
...その足取りは波を渡る聖フランシスのようでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お能の足取りといった調子で来たのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五「親分いろ/\面白い事がわかりましたよ」八五郎はフオツクス・トロツトの足取りで戻つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ざっと一刻の間の足取りがわからなかった筈だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その影は軽い足取りで...
松永延造 「ラ氏の笛」
...心はせかせかして足取りや姿は重く止めどなくあっちこっち歩き廻った...
宮本百合子 「悲しめる心」
...馴れた足取りで船へ乗る蛇の目傘の女客...
山本笑月 「明治世相百話」
...大佐が指さした負傷兵を手取り足取り...
夢野久作 「戦場」
...足取りのゆるくなることもありませんから...
吉川英治 「江戸三国志」
...かれはあやうく突(つ)ンのめりそうになった足取りを踏(ふ)みしめた...
吉川英治 「神州天馬侠」
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