...御足労かけますが、お茶をお持ちしますね...
...本当に御足労さまでした...
...御足労料をお渡し致します...
...午後のお茶は御足労致しましょう...
...御足労に感謝致します...
...すぐにひとつご足労(そくろう)くださるようにお伝えください...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...丁度幸い甥があんたと御心安いというので実は大いに頼みにして御足労を願った様な次第で……」これで伯父の話は終りました...
江戸川乱歩 「黒手組」
...それには新聞記者に足労を願って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「実は御足労でも明日の朝...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...どうか私の家まで御足労が願えないでしょうか」青年の耳にはすぐお礼の詞がひっかかったが...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...それに依(よ)ればたとい先方にて懇望致され候とも其方様の思召(おぼしめし)如何(いかが)にやと存ぜられ候節も有之(これあり)格別惜しき縁談にては御座なく候ただ其許(そこもと)様始め皆々様に御足労相かけ候段何ともお気の毒様にて申訳も無之候末筆ながらくれぐれも雪子様へ宜(よろ)しく御伝言被下(くだされ)たくお願い申上げ候かしく六月十三日菅野やす蒔岡幸子様御許へこう書いてあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こんなことにまでいちいち殿様の御足労を煩(わずら)わさねばならないかと...
中里介山 「大菩薩峠」
...……まあ、なんでもいいから、藤波のところへ行って、ご足労だが、仙波阿古十郎が松平越前の厩わきで待っているからすぐ出むいてくれ、と言ってくれ」「へい、よろしゅうございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...たびたび御足労をかけたことでもありますから...
平林初之輔 「予審調書」
...今頃何のためにあなたに御足労を掛けたと思われます...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...わざわざご足労いただいたのならば……」アンドルー医師が重々しくうなずいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...警部補はアクトンのご足労に礼を言って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...足労れたら一足先へ家へ行つてゐて...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...「毎日相当の道程(みちのり)を歩くんで仲々足労(くたび)れる...
牧野信一 「昔の歌留多」
...内大臣にもやはりその節御足労を願いたいと思うのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝のうちに当屋敷までお足労下さるまいか……」「承知仕りました...
吉川英治 「剣難女難」
...ご足労だが、高安の六波羅番屋まで来てもらおうか」「番屋へ」「おうさ」「なにしに」「胸にききねえ」「迷惑千万...
吉川英治 「私本太平記」
...まことに御足労ながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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