...彼は一足先に学校に行った...
...雨の日は傘をささずに穴が開いた靴で歩くと、足先から水が染みてしまう...
...浄火の熱で、足先がポカポカに温かくなります...
...光子は足先を見つめながら歩いた...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...足先を返して、草履の裏を見れば、芋の一片が踏み潰されているのだった...
豊島与志雄 「塩花」
...みよちゃんの小さな足先をじっと見ることもあった...
豊島与志雄 「少年の死」
...真中にある机を足先ではねのけて...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...わたしたちは一足先へ出かけているのです」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...よたとんの方が一足先に...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は寫眞を二三枚仕上げてあとから行きますからどうか一足先へ行つてください」「さつきからお出でくだすつたのでせうか...
長塚節 「教師」
...一足先へ出た長蔵さんが...
夏目漱石 「坑夫」
...父より一と足先に出て目的の土藏の中に忍び込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は一と足先に金沢町へ帰ってもう一度近江屋を見張っていてくれ」八五郎の返事も待たず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と足先に入った本田は...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...弥八より一足先に逃げ去る...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...自分は一と足先に傍証固めにとりかかっていたのだった...
久生十蘭 「魔都」
...足先で蹴あげたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...一足先に兼吉さんが来て...
森鴎外 「そめちがへ」
...わたしはひと足先に出ましたものですから」「それで...
森下雨村 「五階の窓」
...ひと足先に駆けだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この形勢を見て教会の方では一足先に...
和辻哲郎 「鎖国」
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