...彼は一足先に学校に行った...
...雨の日は傘をささずに穴が開いた靴で歩くと、足先から水が染みてしまう...
...浄火の熱で、足先がポカポカに温かくなります...
...足先で手伝いながら脱ぎ捨てて...
有島武郎 「或る女」
...一足先に帰つた一人こそ...
薄田泣菫 「茶話」
...一足先きに艇庫(ていこ)に納まり...
田中英光 「オリンポスの果実」
...自分が何のために一と足先に帰らされたかと云うことを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...背筋を通って足先まで流れた...
豊島与志雄 「神棚」
...そしてその足先は大抵よごれている...
豊島与志雄 「風俗時評」
...そのまま足先へかけてすぼんでしまい...
豊島与志雄 「理想の女」
...拙者は一足先に待っている」「ようござんす...
中里介山 「大菩薩峠」
...嫂と縫子の蝙蝠傘(こうもりがさ)を提げて一足先へ玄関へ出た...
夏目漱石 「それから」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...お気の毒だが下手人(げしゅにん)は一と足先にこの金太がさらって行くよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と足先に帰って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と足先に歸つた筈だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分は一と足先に傍証固めにとりかかっていたのだった...
久生十蘭 「魔都」
...一足先に出かけてくれ」叫ぶや否...
吉川英治 「江戸三国志」
...じゃ一足先に廻って...
吉川英治 「剣難女難」
...てまえがまず燕青(えんせい)一人だけ連れて入城し、あなたは明十四日の晩、元宵節(げんしょうせつ)の人出にまぎれてお入りになってはどうでしょう」と、柴進が言い、宋江もまた、「そう願いたい」となったので、柴進は燕青とふたりだけで、まずその日、ひと足先に、帝都東京(とうけい)の街中(まちなか)へ下見に入った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――では一足先に立って行ったか」又八は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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