...この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである...
芥川龍之介 「羅生門」
...ね――?」「誰れがそんなこと云うた!」かの女は足ぶみして怒つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...足ぶみをはじめました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...足ぶみしても詮なき場合もあるが...
種田山頭火 「一草庵日記」
...何を怒るのさ?トレープレフ 沢山です! 幕だ! 幕をおろせったら! (とんと足ぶみして)幕だ! (幕おりる)失礼しました! 芝居を書いたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...わたしはここへ来て厭(いや)な目にあわされるんだわ! もうここへは足ぶみもしない! (左手へ退場...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...……(とんと足ぶみして)わかってるさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...足ぶみをしてるのだ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...どれほど少年らしい戦慄(せんりつ)と好奇心とをもってその新しい生を前にして足ぶみしていたことでしたろう...
堀辰雄 「「美しかれ、悲しかれ」」
...手ぶり足ぶみおもしろく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...足ぶみの音それからまるでそこら中の鳥も飛びあがるようなどっと起るわらい声...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...そしてきまりの悪いのを軽く足ぶみなどをしてごまかしながらみんなの仕度のできるのを待ってゐました...
宮沢賢治 「耕耘部の時計」
...足ぶみ禁断の地としてあるという」「まあ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ひどく力のある足ぶみで...
吉川英治 「私本太平記」
...義貞も足ぶみしたことにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...立花城にとどまって足ぶみしていた大友たちの腹は...
吉川英治 「私本太平記」
...これじゃまた阿波へ足ぶみをする道順が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...よもや二度とは京都へ足ぶみ致すまいと思っていたのに――よくよくな慢心者――約束とあって――御覧なさい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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