...大きなコンクリートの塊りが足の踏み場もなく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...足の踏み場もない...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...日はもう沈んで足の踏み場も無く亂雜な地上となる...
千家元麿 「自分は見た」
...足の踏み場も無いくらいに...
太宰治 「斜陽」
...それこそ足の踏み場も無いほど頽廃してゐて...
太宰治 「清貧譚」
...足の踏み場もないくらいであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...足の踏み場もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足の踏み場もないほどの有樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家の中はひどく乱雑で足の踏み場もないといった感じです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足の踏み場もないようなむずかしいところへ出た...
久生十蘭 「白雪姫」
...網羊歯(グロッソプテリス)や土筆(つくし)のたぐいが足の踏み場もないほどはびこっている...
久生十蘭 「地底獣国」
...ベッドやら臺所道具やらが足の踏み場もないくらゐに散らかつてゐた...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...彼の書斎は足の踏み場もないくらいに...
室生犀星 「陶古の女人」
...足の踏み場もないようなけしきであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...楽屋の内でも足の踏み場もないような混雑...
吉川英治 「江戸三国志」
...まるで足の踏み場もないやうな市場的風景で...
吉川英治 「折々の記」
...おびただしい血しおで足の踏み場もないほどだった...
吉川英治 「三国志」
...足の踏み場もないほど家財調度のちらかっている中に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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