...どこに自分の足があるのだか...
海野十三 「西湖の屍人」
...おれでは相手に取つて不足があるか...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...校友會での積立を全部出してもなほ數千圓の不足があるとわかつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...と云うのは分析力に於て不足があるとは思われない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...足があるとも思えないほど細そりと垂れしぼんでる和服の下半身...
豊島与志雄 「乾杯」
...あたしには足があるよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こうしているのが危ねえ」「それでも……」「まだ何か不足があるのかい」この時...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿め……着物がなくっても足があるだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...然しこの車にも不足を云えば不足がある...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...「まだ何か不足があるの」こう云ったお秀は眼を集めてお延の手を見た...
夏目漱石 「明暗」
...――食事に不足があるなら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ドウも三朱と云う金を出してこの駕籠に乗るは無益だ、此方は足がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...なぜけものような前足があるのだろう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...わたしたちにも足がある...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...何処かに隠れた足があるのであろうと疑う人随分多く...
南方熊楠 「十二支考」
...「こうしていられますことに何の不足があるものでございますか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ちょうど人間に手足があるように...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...株内が引きとるのに何の不足がある...
横光利一 「南北」
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