...而して此焦眉の趨勢は遂に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...悲しむべきか喜ぶべきか我らをしてその帰趨(きすう)に迷わせていると申し上げました理由も...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...社会動乱の趨勢(すうせい)を握るの辣快(らっかい)雄敏なるにおいては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又之を仮に出版業の趨勢から見てもそうなのであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...此の趨勢を考ふれば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そして趨勢に――傾向の推移に――主として眼を止めたために...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...芳年(よしとし)の如き浮世絵師が盛(さかん)に其(その)製作を刊行したのも自然の趨勢であらう...
永井荷風 「虫干」
...こういう趨勢(すうせい)の由(よ)って来たるところは...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...世界の趨勢(すうせい)を鑑(かんがみ)るに...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...「わが社の製品が歐米諸國においても廣く認められんとする(まさか!)趨勢を裏書することに力を借した」といつた意味のうまくこじつけた表彰状ごときものがついていたのには...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...複雑的美思想簡単なる時代には美術文学に対する嗜好(しこう)も簡単を尚ぶは自然の趨勢なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...世間は名利に趨(はし)り煩悩(ぼんのう)に苦しめられ...
正岡子規 「人々に答ふ」
...若輩は徒事に趨るもの多し...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...それは彼が前に現下の最も人心の帰趨に多く関係を持つ思想と犯罪との接触点を検点しようとして...
横光利一 「マルクスの審判」
...天下の趨勢(すうせい)やら...
吉川英治 「三国志」
...また当然の帰趨(きすう)のみ...
吉川英治 「三国志」
...帰趨(きすう)の人を...
吉川英治 「新書太閤記」
...中央の趨勢(すうせい)から世情へみひらいたことであろう...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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