...ひとり實割れるばかり豐(ふくよ)かな趣きを見せて居る此『野菜の王』を...
石川啄木 「葬列」
...長い間不遇の境地に鬪つて來た人といふ趣きが何處かにあつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...みんなそれぞれの趣きをそなえているのである...
石原純 「雨粒」
...なんともいえない幽静な趣きでした...
上村松園 「女の話・花の話」
...あたかも松陰の『幽室文稿』とその趣きを同じうす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...お手紙の趣きでは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...皆それぞれ趣きを異にしており...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...海峡の船に又あり五月より六月となり帰り路となり青函連絡船の歌で棄て難い趣きはあるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...祖父母や母の古風なミリタリズムの教育風とは全くその趣きを異にして...
牧野信一 「熱海線私語」
...如何程野田の発声が間髪も入れぬ伊達な趣きであらうとも...
牧野信一 「早春のひところ」
...ほい/\/\! などゝいふ掛け声が如何ほど颯爽たる趣きであらうとも...
牧野信一 「剥製」
...わたしの歌が一向に詩人の趣きをつたへて荘重ではなく Haunted――どころか...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...かつその花は白色で無数に枝から葉下に下垂して咲きその姿は頗(すこぶ)る趣きがあって諸人の眼に着き易いからである...
牧野富太郎 「植物記」
...誰にもまねのできない趣きがある...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...姿には堂々たる趣きがあつた...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...沖縄ほど多様な多彩な趣きは示しません...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...つまりいつも「今描いている」趣きがあります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...今日見るのはすっかりその時と趣きを変えて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
