...彼の蘇子瞻の「霜露既降木葉尽脱 人影在レ地仰見二明日一」というような趣きが沁々(しみじみ)と味われる...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...一見颯颯とした趣きのあつた芥川のああいつたあまえつ兒のやうなところは...
小穴隆一 「二つの繪」
...客を慰和する趣きが著しく欠けている...
辰野隆 「パリの散策」
...それが渺茫(びょうぼう)としているだけに何やら空々たる趣きがあった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...ある病的な趣きを帯びてきている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今までの大衆文芸のありふれた立廻りとは稍趣きを異にして...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...ゼッフロア氏はこれを譬へて刀剣の反返(そりかえ)りたる趣きありとなしたるは寔(まこと)に言ひ得て妙なりといふべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...紙質やの趣き深き暗示により...
萩原朔太郎 「装幀の意義」
...伯母君は隣村の親族がり年始の礼にと趣き給ひしが...
樋口一葉 「雪の日」
...まさに狂奔擾乱の趣きがあるのである...
久生十蘭 「魔都」
...部屋の中は再び以前のような深沈たる趣きにかえる...
久生十蘭 「魔都」
...海峡の船に又あり五月より六月となり帰り路となり青函連絡船の歌で棄て難い趣きはあるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...道理でつい此間埠頭場(はとば)で彼等を迎へた時に比べると全(まる)で趣きが変つてゐた――と滝本は気づいた...
牧野信一 「南風譜」
...この泉の自然への従順さと歎きとは非常に幽婉な趣きで語られていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...したがってそこは「潤い」とか「趣き」とかの世界である...
柳宗悦 「工藝の道」
...この静粛な閑日の趣きが徐々としてパリーのレヴォリュションに変っているのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...すべてにさういつた趣きを此處の湯は持つてゐます...
若山牧水 「樹木とその葉」
...毎日毎日見馴れているこの山でありながら、全く異った趣き、異った高さで仰ぎ見ねばならなかった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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