...大いに趣きを異にしていた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...風ふき花ちるの趣きがある...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...枯淡でも偏らない趣き...
竹久夢二 「砂がき」
...心惹かるる趣きを持っていた...
豊島与志雄 「渡舟場」
...今はそんな趣きはすっかり無くなってきちんとした掘割になってしまった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...真名古の方は追々冷静な趣きになって行くのに引換え...
久生十蘭 「魔都」
...何か飄逸な趣きがあって...
久生十蘭 「魔都」
...そのうえ物腰にどことなく上品な趣きさえ添えるコツを心得ていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...然らざる読者層の為には晶子歌の完成した縹渺たる趣きを早く知つて貰ひたく晩年の作から逆に交互に拾つて行くことにする...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...先づそんな様な趣きの歌ではなからうかと思はれる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...あはれ昔いかなる野辺の草葉よりかかる秋風吹きはじめけん 家隆にも一首あり 浅茅原秋風吹きぬあはれまたいかに心のあらんとすらん 伏見院のは 我も悲し草木も心痛むらし秋風触れて露下る頃 永福門院のは 夕暮の庭すさまじき秋風に桐の葉落ちてむら雨ぞ降る で之は少し趣きが違ひ風も荒く村雨も降る場合だが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...せめて先人の歌でも読んで仄かにその趣きを偲ぶことにしよう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...速かに使いの趣きを言え...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...黙々として青空の下を遊泳する趣きを...
牧野信一 「蝉」
...なかなかもって趣きのある姿である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...丹念とか精緻とかの趣きはあろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...ようやくその趣きの深さというものが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...たゞの野原であるのより遙かに趣きが深いのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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