...悪趣味だね」「なんの...
海野十三 「すり替え怪画」
...この句こそ去来が深く深く秋風の趣に案じ入った句で...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...何事にも理解が早くて趣味が広い代りに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人々をあっと云わせるような趣向を考え出すのであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...撫子は村娘野嬢のやうな風情でなくて(百合のやうに)深山少女といつた情趣である...
種田山頭火 「行乞記」
...それらはこの聖者の尊い休息の姿にある壮厳な言葉に絶した趣を添え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貧窮組とは非常に趣を異にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「趣旨には賛成だ...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...非我と同様の趣で取り扱われ得る部分が出て参ります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その方式をつくりたる精神を考ふれば皆相当の理(ことわり)ある事なれどただその方式に拘(かかわ)るために伝授とか許しとかいふ事まで出来て遂に茶の活趣味は人に知られぬ事となりたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...または数学的事項に趣味がないものではなく...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...いずれにせよ決して突然現われると云うような趣味的なことは致しませんからそれは御安心下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...趣のあることとも御覧になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほとんど皆趣味の過剰で...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その物悲しい情趣をちゃんと体験していたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この文談会の趣旨というのは...
吉川英治 「私本太平記」
...策謀趣味を捨てない義昭(よしあき)の本領を遺憾なくあらわしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...師の巌流の雪怨(せつえん)という意趣から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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