...漢詩人などの東洋趣味と...
芥川龍之介 「東西問答」
...一層いなせに見せてゐる趣があつた...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...筆墨縦横などと云ふ趣はない...
芥川龍之介 「僻見」
...予モ亦ラジオヲ以テ長年ノ趣味トスルモノニシテ...
海野十三 「壊れたバリコン」
...粥といふものには特殊な情趣がある...
種田山頭火 「其中日記」
...彼の冷かな犬儒趣味が決して単なる彼の興味から出るものではない事を容易(たやす)く見抜き得たであらう...
長與善郎 「青銅の基督」
...私の見る所によると其趣はあなたの観察が突飛に走らない程度で...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...趣味としての若さを嫌った...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そのうえ物腰にどことなく上品な趣きさえ添えるコツを心得ていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この趣味からつくられたのである...
平林初之輔 「文学方法論」
...はたしてこの文明の趣意に叶(かな)い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いくらか彼の趣味に合ひさへした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まぬけのそろひともいふべき歌人らの中に万葉の趣味を解する者は半人もなきはずなるにそも元義は何に感じてかかく万葉には接近したる...
正岡子規 「墨汁一滴」
...悪い趣味だ、愛人の手紙などをしまっておくなどとまたお思いになる方があっても恥ずかしいしね」などと浮舟は言うのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...痒(かゆ)くないところまで手が届くような趣である...
山本周五郎 「百足ちがい」
...享楽趣味を深くし...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...いかなる意恨で」「ひとり自分の意趣だけでなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...従って雪の花の咲かせ方も趣を異にしている...
和辻哲郎 「京の四季」
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