...其時増田や三藏に「これから俳句を添削して貰ふのには東京の文科大學に居る越智李堂が善からう...   
高濱虚子  「俳諧師」 
...楠氏越智(おち)氏の一族等(ら)は更(さら)に宮の御子(みこ)お二方(ふたかた)を奉(ほう)じて義兵を挙げ...   
谷崎潤一郎  「吉野葛」 
...とっぷり暮れて越智町に入ったが...   
種田山頭火  「四国遍路日記」 
...そうして県内を六区域に分って、松山伝習所の外に、宇摩郡の川之江、新居郡の西条、越智郡の今治、喜多郡の大洲、宇和郡の宇和島へも伝習所を置いた...   
内藤鳴雪  「鳴雪自叙伝」 
...越智東風(おちとうふう)の高輪事件(たかなわじけん)を聞いたかい」と旅順陥落の号外を知らせに来たほどの勢を示す...   
夏目漱石  「吾輩は猫である」 
...越智氏にとっては...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...越智氏は間のびのした薄手な顔を隣りへふりむけて...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...社交室にはワニ君の一団と沼間夫人と越智氏と猪股(いのまた)氏がいる入口に近いいつもの椅子で...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...最も打撃を受けたのは越智氏だ...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...「越智氏、まア、そんなに嘆くな...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...越智氏は気が遠くなるような眼つきをし...   
久生十蘭  「キャラコさん」 
...越智氏のことについて御返事が来ました...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...五円位やっておきましょうか? 越智という人のあとは四人目でお上(かみ)さんの住所は分りかねるそうです...   
宮本百合子  「獄中への手紙」 
...樟の木の最大なるものは伊予国越智郡大三島にあると云ふのである...   
森鴎外  「伊沢蘭軒」 
......   
柳田国男  「こども風土記」 
...しかいちなんぼ(喜多)しかんちょなんぼん(松山市等)しかしかなんちょう(温泉)しかやんなんぼ(越智)しか/\しかの年なんぼその他の珍しい変化が現われている...   
柳田国男  「こども風土記」 
...下総印旛(いんば)郡永治村大字浦幡新田字榎峠(びょう)薩摩鹿児島郡谷山村大字山田字俵木(ひょうぎ)大隅肝属(きもつき)郡田代村大字麓字表木(ひょうぎ)出雲飯石(いいし)郡一宮村大字高窪字後谷小字標杭(ひょうぐい)伊予越智(おち)郡宮浦村大字台字添小字標榜場(ふだば)札立という地名はまた境の峠に多くある...   
柳田國男  「地名の研究」 
...越智(おち)彦四郎...   
夢野久作  「近世快人伝」 
便利!手書き漢字入力検索