...其処は越後屋重吉と云ふ道づれのある御かげ様だ...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...一時越後屋の向うを張つた『福屋善兵衞』...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...第一番に、神田日本橋の呉服屋、越後屋、白木屋をはじめ、筋の立ったところを全部当ってみましたが、江戸中に毎日、幾つあるか判らない祝言のうちから、神田日本橋のを選(え)り出して聞くなどは、呉服屋へ行ったところで、何の足しにもならないことが判っただけでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...越後屋へ入るまでの奉公先を洗つて居ますよ」ガラツ八はそんな事を言つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋の次男の辰之助が持参付で入聟するという評判が立っていただけに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...越後屋さん」後ろから静かに声をかけたのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...越後屋の主人が確かに顏を見たと言つて居るが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「越後屋さんぢやないか」平次は足を淀(よど)ませました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋の倅(せがれ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...越後屋さんと大徳屋さん...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――變な噂がありますぜ」「何んだ八」「金澤町の越後屋から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋の主人金兵衞が癈人(はいじん)となつてしまつた今となつては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...越後屋の寮は、水の底に沈んだやうに、物音一つ立てない無氣味な靜けさに支配されて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――それから久六が越後屋へ奉公したのは十一年前だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腑に落ちないことばかりございました」「腑に落ちないといふと?」「山下の越後屋さんの伜を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人に殺されたといふのは何んとしたことでせう」越後屋の三之助の嘆きは眞劍で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奥様のお実家は江戸一のお札差(ふださし)の越後屋(えちごや)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その折世話になった角間(かくま)温泉越後屋の主人山本氏からの便りなど...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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