...人力車でさえも石段を越して行くことは困難である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...第一日は岩の出た山路を越して行くので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...雲はお前の頭の上を通り越して行くよ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...とに角その堤防を越して行くのだということだけは分ったので...
伊藤野枝 「転機」
...気がつくと、頭上を、曳光弾(えいこうだん)が、ひゅーンと、気味のわるい音をたてながら、通り越して行く...
海野十三 「人造人間の秘密」
...頭の上を通り越して行く様に見えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...此方から向うに越して行く車やら荷馬車やら乗合自動車やらの轍のために泥濘が深くこね返されて...
田山録弥 「赤い鳥居」
...来たんか?』後からかう声を懸けて二挺櫓で追越して行くのなどもあつた...
田山録弥 「船路」
...橇(そり)で乗り越して行く時にくずれるさまなどから...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...米友がひとりでズンズン川を越して行くのを敢(あえ)て止めませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...飛び越し得ると推想されるところは飛び越して行く...
中里介山 「大菩薩峠」
...後から来るものは皆追越して行く...
夏目漱石 「永日小品」
...音もせず乗り入りては乗り越して行く...
夏目漱石 「薤露行」
...引っ越して行く先々へ跟(つ)いて来るから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...越して行く先も考へずに飛出してしまつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...後から来た車がいかにも得意らしくスイスイと通り越して行くと私はかんしゃくを起して蹴込をトントン蹴った...
宮本百合子 「悲しめる心」
...どこに引越して行く家が有るというんだ? うん? 町会じゃ...
三好十郎 「その人を知らず」
...新らしい所へ引っ越して行くのだ...
村山籌子 「みみず先生の歌」
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