...そのほかの超自然的な魔ものの話をして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...驚くべき超自然的な現象は...
芥川龍之介 「妖婆」
...さて此の特質を極度に生かしたもの、完成させたものが、晩年の作――死ぬる一年前に出版された「怪談」でありまして、之には「不思議な事の研究と物語」といふ「こみだし」が附けてあるやうに、日本のあらゆる時代の、あらゆる方面の、超自然的な、不思議な話で全篇が満ちて居ります...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...超自然的な姿も、反無神論運動の策謀も全く無意味なのだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...超自然的な出現物は出現現象にすぎません」とブラウン神父...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...立派にいわゆる「狐」なる超自然的なものが存在していて...
寺田寅彦 「柿の種」
...むしろ超自然的な威力が空一面に暴れ廻っているように感じられるためであった...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...こういう超自然的な感じはいつの間にか綺麗(きれい)に消えてしまった...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...超自然的な因果を想わせる例はいくらでもある...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...超自然的な異変を持ち出してきた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...人なき住居(すまい)のうちにおける超自然的な歌であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その上、私をもっと驚かせたのは、その超自然的な、光線のなかに、数年前私の見た時にはまったく気づかなかったところの、A氏の青白い顔がくっきりと浮び出していることだった...
堀辰雄 「窓」
...人間の理解の外にある事柄・超自然的な事柄・についてはただ神様がそれをお認め下さったときだけ信じられれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分が死んでいるのか生きているのかすら判断出来ないような超自然的な恐怖に閉じこめられつつ...
夢野久作 「斜坑」
...タッタ一つ恩人の顔だけを見て死にたいと憧憬(あくが)れ願っている……その超自然的な感情が裏書きする戦争の暴風的破壊が……秒速数百米突(メートル)の鉄と火の颶風(ぐふう)...
夢野久作 「戦場」
...超自然的な心理の満足以外になかった事は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...平和に滞在すればやがて白人の与えた異様な超自然的な印象が薄らいで了う...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼らの空想にはこの超自然的な永遠の美女とその世界とが欠き難いものになっていた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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