...ギリシヤ人に固有なる調和的生本位の科学的世界観を超出して...
田辺元 「メメント モリ」
...曲曲人意の表に超出し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...主人の墓側で食を断って死ぬという古(いにし)えの忠犬に超出した高尚のふうが見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...また特に教養以上に超出する天才でもなし...
中里介山 「大菩薩峠」
...雄蕊は通常七本で長く超出し小形の葯を着けている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...雄蕊は著しく長くして遠く花外に超出し花糸は糸状を成しその葯は黄色にしてその形大なり...
牧野富太郎 「植物記」
...雄蕊は三個ありて穎外に超出し柱頭は三個ありて羽毛状を成す...
牧野富太郎 「植物記」
...稈の上部は細長円柱形で葉から超出し衆草を抜いて高く聳えている...
牧野富太郎 「植物記」
...修辞学の論理はかくのごとく解釈学的立場の内在論を破って超出するものでなければならぬ...
三木清 「解釈学と修辞学」
...意識を超出して自己を存在に於て客觀化する...
三木清 「歴史哲學」
...かくの如き事實の意識超出の方面に留意されることがまた甚だ必要である...
三木清 「歴史哲學」
...事實は意識を超出して存在となる...
三木清 「歴史哲學」
...超出物外...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...流俗の外(ほか)に超出すること...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...兩者の上に超出せるものゝ成就したる詩を戲曲といふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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