...枉げて赦してとらすとしよう...
芥川龍之介 「地獄變」
...命だけはどうぞお赦(ゆる)し下さいまし』誰が赦してやるもんか...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...友情に甘えてさらにこんな配慮の種を持ち込むのを赦してくれたまえ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...愛を以て友を赦して終るべきであった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そして遂にはかかる嘲笑を以てヨブの信仰に対せしほどのゾパルをも容易(たやす)く赦し得て...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...よう/\赦して戴けたのは誰のお蔭か...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...涼しい昼寝、あゝ勿体ない、赦して下さい、すみません...
種田山頭火 「旅日記」
...奴は本當に俺の一切を赦したかも知れんて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...どうかお赦し下さい...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...多くの罪過を赦してくれた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...お前の他にあるはずはない」平次は容赦しませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勿論罪が存在せぬ如く赦しも亦空想に過ぎぬであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...赦してやれ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...彼に向かって赦しを乞うように思えた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...悪ければまアお赦しを願うが...
横光利一 「旅愁」
...よくまア赦しましたね...
横光利一 「旅愁」
...赦しがたいある気持ちも感じて来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...ド・ブールブラン公夫人が父君の足もとに身を投げて赦しを願い...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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