...緑平老よ、澄太君よ、赦して下さい、健よ、悲しまないでくれ...
種田山頭火 「其中日記」
...波は情け容赦もなく船を叩き潰して...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...わしの力を借りるまでもなく罪は赦(ゆる)される...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽然(こつぜん)と容赦もなく描き出されたるを堪えがたく思う...
夏目漱石 「薤露行」
...初さんから容赦なくやっつけられるんで...
夏目漱石 「坑夫」
...けれども時に一寸(いっすん)の容赦(ようしゃ)もなかった...
夏目漱石 「明暗」
...赦(ゆる)されてドイツに帰った後ワグナーは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...加減も容赦もないのを見せつけられると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...反対に他の場合には如何(いか)なる懐疑も懐疑であるという理由で容赦なく不道徳として貶(へん)せられている...
三木清 「人生論ノート」
...猶太商人(ユダヤあきんど)は容赦なく...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...遠慮容赦なく我々を全身残りなく見る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...母親は容赦なくさっさと歩いた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...その又あくる日になったら裁判所からも人が来て親切にいろんな事を聞いたりして何だか赦(ゆる)されそうなので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...赦してくれなかったんだけれど...
横光利一 「旅愁」
...矢代はそんな千鶴子のカソリックを赦し...
横光利一 「旅愁」
...寝起きのあぶら顔へ容赦なく照りつけます...
吉川英治 「江戸三国志」
...――御赦免(ごしゃめん)となった時...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...云う事を聞かないと容赦はないぞッ...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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