...元来異教に対して容赦のなかった僧侶らのために大分違った方へ導かれていたために...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...もう朝の日差しが斜めに部屋の埃(ほこり)を容赦なく照してゐる頃でした...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...僕を赦(ゆる)して下さるんですか」「赦すも赦さないもありませんよ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ひどく俺を赦したがっていたんだからなあ!……ところがそうした奴さんの素志は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...容赦しなかったということは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私が赦免されないということがあるものか...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...ためにまた最も容赦すべき人々を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...情けで縄は赦してやる...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...道すがら雪は容赦なく靴のやぶれから彼の足にしみていたが...
原民喜 「冬日記」
...今また容赦ない注射針が身体へ...
正岡容 「寄席」
...すこし御容赦ねがいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...筆者は自分と倅英太郎以下の血族との赦免(しやめん)を願ひたい...
森鴎外 「大塩平八郎」
...私が特赦の取調べで知った珍しい知識を...
柳田国男 「故郷七十年」
...どうか道之進の愚かな行為を赦してください」「そのお言葉で充分でございます」佐和も声を顫(ふる)わせながら云った...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...赦免(しゃめん)の上...
吉川英治 「私本太平記」
...赦免を祝う手紙がとどいた...
吉川英治 「親鸞」
...其許(そこもと)へ賜わる勅勘のご赦免状(しゃめんじょう)であるが...
吉川英治 「源頼朝」
...茂左衞門赦免の上使を遣はしたのであつたが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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