...虚空(こくう)に恩赦(おんしや)の印(しるし)を切りて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...邪魔立てすると誰であろうと容赦はせぬぞ」ねらう一人と...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「赦せですって? そんなの...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...幕府より赦免の命を受くるに非(あ)らざれば私(わたくし)に配所を去るわけにはゆかないと言った...
永井荷風 「枇杷の花」
...こうなれば女であろうと容赦はしねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...風と一緒に容赦なく吹込んでゐた...
中原中也 「在りし日の歌」
...純白なものに一雫(ひとしずく)の印気(インキ)でも容赦(ようしゃ)なく振り掛けるのは...
夏目漱石 「こころ」
...そのうち日は容赦なく経(た)った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...赦免状と生き証人をつれて鈴ヶ森に乗込んだ時は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六 憲法発布と大赦(たいしゃ)それはさて置き妾(しょう)は苦役一年にして賞標(しょうひょう)四個(しこ)を与えられ...
福田英子 「妾の半生涯」
...これを大臣の手より奪って親(みずか)ら勅赦状にしたる後(の)ち...
穂積陳重 「法窓夜話」
...少しも容赦しないので...
山本周五郎 「風流太平記」
...赦してくれという...
横光利一 「機械」
...よくまア赦しましたね...
横光利一 「旅愁」
...その赦免(しゃめん)だけでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...天子の大赦(みゆるし)をえて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...其許(そこもと)へ賜わる勅勘のご赦免状(しゃめんじょう)であるが...
吉川英治 「源頼朝」
...これを包囲して容赦なく屠殺した...
和辻哲郎 「鎖国」
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