...小川に泳いでゐる小さな赤腹の魚も彼れの足を止めはしなかつた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...赤腹(あかつぱら)がある...
田山花袋 「日光」
...蠑の赤腹を見ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これはこのへんの堀にいる赤腹(あかはら)だ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...こりゃア赤腹」アコ長はニヤリと笑いながらとど助のほうへ振りかえり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...或(あるい)はその上を赤腹(あのなんだか人を莫迦(ばか)にしたような小鳥です)なんぞがいかにも横着そうに飛びまわっているきりで...
堀辰雄 「美しい村」
...名を問えば赤腹となん答えける...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...「これは赤腹という魚ですよ」二「――まさかね」万三郎はそら笑いをした...
山本周五郎 「風流太平記」
...赤腹だなんてそんな...
山本周五郎 「風流太平記」
...この腹のところに赤い斑紋ができると赤腹っていうので...
山本周五郎 「風流太平記」
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