例文・使い方一覧でみる「赤線」の意味
スポンサーリンク...赤鉛筆や青鉛筆の線と星とが大抵赤線の下に少しづゝの曲折を示してゐるに過ぎない... 
石川啄木 「郁雨に與ふ」
...そうするとさっきひいた赤線と...
海野十三 「怪塔王」
...壁にはってある設計図の上に赤線をひいて...
海野十三 「超人間Ｘ号」
...赤線（あかすじ）の入（はい）ったズボンを穿（は）いて町（まち）を歩（ある）くにも...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...股引の両外側に太く消防のしるしの赤線が縦にずんと引かれていました...
太宰治 「おしゃれ童子」
...文章の傍に赤線ひっぱったりなんかは...
太宰治 「女の決闘」
...股引の両外側に太く消防のしるしの赤線が縦にずんと引かれてゐました...
太宰治 「津軽」
...體温が赤線を超さなくなつたといつては勵ましてくれ...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...ある記事の周囲に引かれてる太い赤線に止まった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たいていが七度――赤線であるから良く判る――以下を上下してゐた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...遂に完全に赤線（三十七度）以下になつた...
堀辰雄 「恢復期」
...投書だののあっちこっちに赤線が引っぱってある...
宮本百合子 「刻々」
...内務省検閲課の内閲で赤線ばかりひかれて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...毒々しい赤線が引いてある...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...聖書の文句に引っぱってある赤線は、只の赤線でない...
夢野久作 「暗黒公使」
...赤線の名さえ亡んでしまった灯のあとは...
吉川英治 「紅梅の客」
...そのうち五百石余という大部分は焼失という赤線で消されていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
...簿記用の帳簿に見られるあの薄い藍と赤線を刷るのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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