...「赤絵」は江戸時代に流行した色絵の一種...
...母が赤絵の小皿を収集しています...
...赤絵の茶碗を使って、お茶会を開きました...
...この花瓶は赤絵の技法で描かれた絵柄が美しい...
...祖父が古い赤絵の唐津焼の急須を大切にしていました...
...加賀の赤絵の金々たるものなれども...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...「万暦赤絵」とかいうものも読んだけれど...
太宰治 「如是我聞」
...赤絵という方は、朱(しゅ)で極々(ごくごく)細(こまか)く念入りに描いたもので、これには必ず金(きん)が使ってあるのが普通だった...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...美しい男と女とが温(あたた)かに抱き合っている赤絵がえがかれてあって...
室生犀星 「香爐を盗む」
...天啓赤絵とか柿右衛門の作品とかに雑(まじ)り...
室生犀星 「陶古の女人」
...而も赤絵の類はいつも人気の中心である...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...私の胸には即座に例の赤絵鉢のことが浮んだ...
柳宗悦 「赤絵鉢」
...日本で珍重される赤絵(あかえ)の「魁」...
柳宗悦 「工藝の道」
...一身で青磁と楽(らく)と染附(そめつけ)と赤絵(あかえ)と型と磁器と陶器とこれらのすべてをなすことに誇りがあるべきであるか...
柳宗悦 「工藝の道」
...○台南市桐骨董(こっとう)店にて清(しん)末頃の赤絵の皿を見て勿論こういうものは万暦(まんれき)や天啓(てんけい)の赤絵に比べると落ちるが...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...特に赤絵で名を広めました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...赤絵の生命となる絵附けが昔ほどの格を有たなくなりました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...よく寿司屋が用いる「錦手(にしきで)」の皿や鉢は皆赤絵であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...中でも全国民藝展、朝鮮工藝展、沖縄工藝展、支那赤絵展、アイヌ作品展の如きは、再び繰返し難いほどの大きなまた見事な展観として人々の眼を惹いた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...この赤絵は、将来壺屋の大きな希望であるといわねばなりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「赤絵の水挿っていうのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...赤絵(あかえ)の名器を盗んだな!」「……げッ」逃げかかる天蔵へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...伊万里赤絵町(いまりあかえまち)から...
吉川英治 「増長天王」
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