...鶏の肝臓のように赤むけだった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...手があれるだけならまだしも下手をやると赤むけになる...
大杉栄 「獄中記」
...裸になった赤むけの屍体ばかりだったのにどうしたわけか君だけは衣服をつけ靴も片方はいている...
峠三吉 「原爆詩集」
...赤むけの膨れ上った屍体がところどころに配置されていた...
原民喜 「夏の花」
...赤むけの膨れ上つた屍体がところどころに配置されてゐた...
原民喜 「夏の花」
...と子供らしい事を問はれて答へは何と顔の赤むばかり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...みなが鼻の先を赤むけにするほど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そこがベロリと赤むけになってしまいました...
久生十蘭 「手紙」
...重みで肩や背中が赤むけになって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...喉のあたりが赤むくれになつて肉が見えてゐた...
牧野信一 「池のまはり」
...いよいよ赤む蓼(たで)の茎...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...牡丹散りがたの赤むらさきの牡丹(ぼたん)の花...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...尖(とが)りたる赤むらさきの草ぞゆするる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...赤むらさきのびろうどの異国模様に触れるとき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...赤むらさきのびろうどの窓掛に凭(もた)るわが肌を夢となりつゝ繞(めぐ)るとき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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