...私たちは赤の他人だから、そんなに心配しないでいいよ...
...彼女には赤の他人のような感覚があった...
...この人は赤の他人なので、口を出す資格はない...
...彼は赤の他人だと思っていたけれど、実はとても親切だった...
...赤の他人同士でも、話をしてみると意外な共通点があるものだ...
...親子といえども互いの本質にくると赤の他人にすぎないのだなという淋しさも襲ってきた...
有島武郎 「親子」
...これまでのわたし達の水入らずの生活には赤の他人であつた若者ではないか...
犬養健 「愚かな父」
...赤沢は赤の他人なのだ...
海野十三 「三人の双生児」
...赤の他人を選ばれるという心理は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...それに私はあなたにとってはまるで赤の他人なのだし...
太宰治 「トカトントン」
...赤の他人にまた敵にまでも打ち明けるのは不都合だと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...赤の他人に成つて其後はふつゝり消息もない...
長塚節 「開業醫」
...赤の他人のくせに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後で赤の他人の仕業と判つたのかも知れないな」「――」「置床の柱に小判が入つてゐると知つてるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...赤の他人の小三郎が三文字屋を繼ぐことになつたのが癪(しやく)にさはつたのさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瀧三郎は赤の他人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其処へ出雲の国から訪ねて来た赤の他人の岩太郎が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」別に話もない赤の他人なのだけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それは布哇(ハワイ)の大漁場主で赤の他人なのだが...
久生十蘭 「黒い手帳」
...赤の他人にまで見せびらかしてやりたいなどと寝床の中で夢想する...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...だしぬけにあった赤の他人...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...とにかく大多数の江戸人が見ず知らずの赤の他人である中に...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それとても赤の他人の医学博士と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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