...私たちは赤の他人だから、そんなに心配しないでいいよ...
...彼女には赤の他人のような感覚があった...
...この人は赤の他人なので、口を出す資格はない...
...彼は赤の他人だと思っていたけれど、実はとても親切だった...
...赤の他人同士でも、話をしてみると意外な共通点があるものだ...
...これまでのわたし達の水入らずの生活には赤の他人であつた若者ではないか...
犬養健 「愚かな父」
...赤の他人の罹災者をおあずかり申すつもりで...
太宰治 「冬の花火」
...今はもうまるで赤の他人のようだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...いち夜明ければもう……二度と会うこともない赤の他人だなんて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...皆が赤の他人で而も互に識り合いだという変な矛盾した感じだった...
豊島与志雄 「黒点」
...赤の他人にまた敵にまでも打ち明けるのは不都合だと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...赤の他人に成つて其後はふつゝり消息もない...
長塚節 「開業醫」
...時勢とともに赤の他人の...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...「お駒は?」「師匠の世話をして居ますよ」まだ一本になつたばかりのお駒が、赤の他人の、初老近い幇間(たいこ)の世話を燒くのは、餘程何うかした心掛でなければなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――赤の他人に危ないところを助けられたと思って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...赤の他人の年寄の世話をするのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...赤の他人に預けたとあつちや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...赤の他人同士の間柄にしか考へられない...
林芙美子 「浮雲」
...ナニ縁を断(き)ッてしまえば赤の他人...
二葉亭四迷 「浮雲」
...少し前まで赤の他人でしたのに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...赤の他人同士で握手した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...まだ籍も何も入れてない赤の他人で...
夢野久作 「巡査辞職」
...それとても赤の他人の医学博士と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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